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訪問歯科診療が必要な方とは?高齢者の口腔ケアと肺炎予防の重要性

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

「訪問歯科診療は、もう歯がほとんど残っていない人のためのもの」
そう思われている方は、実は少なくありません。
しかし近年、歯科医療の進歩と予防意識の高まりにより、
高齢になっても多くの歯が残っている方が年々増加しています。
だからこそ今、
歯が残っている高齢者に対する訪問歯科診療の重要性が、改めて注目されています。

訪問歯科診療が必要となるのは、どのような方か

訪問歯科診療の対象となるのは、単に「高齢」という理由だけではありません。
以下のような状況にある方は、訪問診療による口腔管理が強く推奨されます。
* 足腰が弱く、通院が困難になってきた
* 認知症や脳血管疾患の後遺症がある
* 施設や自宅での療養生活を送っている
* 食事量が減り、むせやすくなった
* 口の中の清掃が十分にできていない
特に重要なのは、
「歯が残っているのに、十分なケアができていない」ケースです。

高齢者でも歯が残る時代へ

厚生労働省の歯科疾患実態調査などからも、
* 80歳で20本以上の歯を保有する高齢者は年々増加
* 義歯だけでなく、自分の歯で食事をしている高齢者が増えている
ことが分かっています。
これは非常に良い変化ですが、同時に新たな課題も生まれています。
それが、
「残っている歯が、全身の健康リスクになる可能性」です。

口腔内細菌と誤嚥性肺炎の深い関係

高齢者の肺炎の多くは、
誤嚥性肺炎が原因とされています。
誤嚥性肺炎は、
* 口腔内に増殖した細菌
* 唾液や食べ物とともに
* 無意識のうちに気道へ侵入
することで発症します。
つまり、
口腔内が不潔な状態であるほど、肺炎リスクは高まるということです。
これは歯がない方よりも、
歯が残っている方のほうが、歯周病菌などの温床になりやすい
という側面もあります。
そのため、
* 定期的な口腔ケア
* 専門的な歯石除去
* 義歯や被せ物の調整
* 嚥下機能を意識したケア
が極めて重要になります。

訪問歯科診療は「治療」だけでなく「予防医療」

訪問歯科診療というと、
* 抜歯
* 義歯作製
といった「治療」をイメージされがちですが、
実際には予防と管理が大きな役割を占めます。
* 歯周病の進行抑制
* 口腔内細菌数のコントロール
* 誤嚥性肺炎の予防
* 食事の質・QOLの維持
これらは、
ご本人だけでなく、ご家族・施設スタッフの負担軽減にも直結します。

小嶋デンタルクリニックの訪問歯科診療について

小嶋デンタルクリニックでは、
開業初期から約12年にわたり、訪問歯科診療に継続して取り組んできました。
当院の特徴は、
* 外来診療とは別に訪問専属チームを構築
* 歯科医師・歯科衛生士が連携した口腔管理
* 医科・介護職との情報共有
* 提携施設10施設以上という実績
単なる「出張診療」ではなく、
継続的・計画的な口腔管理を重視しています。
外来で培った歯科医療の質を、
そのまま訪問の現場へ届ける体制が整っています。

こんな方は、一度ご相談ください

* 最近、食事中にむせることが増えた
* 口の中の汚れや臭いが気になる
* 通院が難しくなってきた
* 家族の口腔ケアに不安がある
* 施設入所をきっかけに歯科管理が途切れている
訪問歯科診療は、
「何か起きてから」ではなく、
「何も起きないために」行う医療です。

最後に

高齢になっても歯が残ることは、素晴らしいことです。
しかし同時に、正しい口腔ケアがなければ全身の健康リスクにもなり得ます。
私たちはこれまでの訪問診療の経験を通じて、
「口から支える医療」の重要性を実感してきました。
訪問歯科診療についてのご相談は、
ご本人・ご家族・施設関係者、どなたからでも可能です。
どうぞお気軽に、小嶋デンタルクリニックまでお問い合わせください。


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口の中にぷくっとした膨らみ…それ、口唇粘液嚢胞(こうしんねんえきのうほう)かもしれません

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

「下唇の内側に、透明っぽい膨らみができた」
「痛くはないけど、気づいたら大きくなったり小さくなったりする」
「何か悪い病気では…?」
このような症状で来院される方が時々いらっしゃいます。
今回ご紹介するのは、比較的よくみられる口唇粘液嚢胞(こうしんねんえきのうほう)についてです。
結論から言うと、口唇粘液嚢胞は多くの場合悪いもの(がん等)ではありません。
ただし、繰り返す場合や長く残る場合には、適切な診断と治療が必要になります。

口唇粘液嚢胞とは?

口唇粘液嚢胞は、唾液腺(小唾液腺)から出る唾液が、周囲の組織に漏れ出して溜まってしまうことでできる、袋状のふくらみです。
特に多いのは下唇の内側で、見た目は以下のような特徴があります。
* 下唇の内側にできやすい
* 透明〜青っぽい、または粘膜色の“ぷくっとした膨らみ”
* 痛みは少ないことが多い
* 大きくなったり、小さくなったりを繰り返すことがある
* 食事や会話で邪魔になる、噛んでしまうことがある

発生の仕組み(発生機序):なぜできるの?

口唇粘液嚢胞のきっかけで多いのが、「噛んでしまう」「ぶつける」などの軽い外傷です。
口唇の内側には小さな唾液腺が多数あり、そこから唾液が分泌されています。
ところが、
* 口唇を噛む癖
* 食事中に噛んだ
* スポーツや転倒などでぶつけた
* 歯の尖りや詰め物の形態で擦れる
などを契機に、唾液の通り道(導管)が傷つくと、唾液がうまく排出されずに漏れ出し、粘液(唾液)がたまって膨らみとして現れます。
ここがポイントで、
腫瘍というより唾液の漏れがつくる袋に近いイメージです。

悪いものではない?がんとの違いは?

口唇粘液嚢胞は、典型的な経過・見た目であれば多くの場合良性です。
ただし、口の中のふくらみには他にも原因があるため、次のような場合は診察をおすすめします。
受診の目安:
* 2週間以上変化がない、または徐々に大きくなる
* しこりのように硬い
* 潰瘍(ただれ)が続く、出血しやすい
* 強い痛みがある
* 下唇以外(舌・口底・頬など)にできた
* 何度も繰り返して生活の邪魔になる
「悪いものではないことが多い」からこそ、
安心の根拠を取るために一度診断するのが合理的です。

自然に治ることはある?

小さな粘液嚢胞は、自然に破れて内容物が出て、一時的にしぼむことがあります。
ただし、原因となっている導管の障害が残っていると、また溜まって再発します。
よくあるパターンは、
* ぷくっと膨らむ
* 気づくと小さくなる(破れた)
* しばらくしてまた膨らむ
という繰り返しです。
この反復が続く場合、自然治癒だけに頼ると長引くことがあります。

治療の考え方:繰り返す場合は「摘出」が基本

症状の程度や頻度にもよりますが、繰り返す粘液嚢胞の標準的な対応は以下です。
1)経過観察(小さく症状が軽い場合)
* 刺激(噛む癖、尖った歯の当たり)を減らす
* 自然に落ち着くか様子を見る
* 必要があれば形態修正や保護も検討
2)外科的摘出(再発を繰り返す/大きい/気になる場合)
再発を繰り返す場合は、嚢胞だけでなく、原因となっている周囲の小唾液腺も含めて摘出することで再発率を下げます。
局所麻酔で行うことが多く、日帰りで対応可能です。

自分で潰してもいい?

結論としては、おすすめしません。
一時的に小さくなることはありますが、
* 傷が大きくなりやすい
* 感染のリスク
* 瘢痕(きずあと)が残る
* かえって再発を助長する可能性
があるためです。
勝手に治ったように見えることがある疾患ほど、自己処置でこじらせやすいのが現実です。

まとめ:多くは良性、でも「繰り返すなら相談」が正解

口唇粘液嚢胞は多くの場合、悪い病気ではありません。
ただし、
* 繰り返す
* 大きくなって邪魔
* 長く残る
* 診断がはっきりしない
こういった場合は、適切に診断し、必要なら摘出という選択が、結果的に早く安心につながります。
「これって大丈夫?」の段階で構いません。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。


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インプラント治療は痛い?腫れはどのくらい?術後の痛みはいつまで続く?【よくある質問に歯科医が回答】

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

昨日は、右側の上下にインプラント治療を行いました。
そのうち1本は「抜歯即時インプラント」(抜歯と同日にインプラントを埋入する方法)で実施しています。

インプラントの相談で、特に多い質問がこちらです。
* インプラント治療って痛いですか?
* 腫れはどのくらい出ますか?
* 痛みは何日くらい続きますか?
* 抜歯より大変ですか?
今回は、こうした疑問に対して、できるだけ分かりやすく、そして正確にお答えします。

結論:インプラント治療は「手術中」は基本的に痛みません

インプラント治療は麻酔(局所麻酔)をしっかり効かせた状態で行います。
そのため、手術中に痛みを感じることは基本的にありません。
感じるとしても「痛み」ではなく、
* 触られている感じ
* 押される圧力
* 振動
といった感覚が中心です。
「歯ぐきを切る」「骨に処置をする」と聞くと不安になる方も多いですが、実際には痛みのコントロールを前提にした治療なので、過度に怖がらなくて大丈夫です。

麻酔が切れた後は痛い?どのくらい続く?

術後の痛みはゼロではありません。ただ、患者さんがイメージするような「激痛」になるケースは多くありません。
痛みのピークはいつ?
一般的には、
* 術後当日〜翌日がピーク
* 2〜3日で落ち着く
* 1週間以内にほぼ気にならなくなる
という経過が多いです。

どんな痛み?
* 鈍い痛み(ズーンとする)
* 噛むときに少し響く
* 傷口がヒリヒリする
こうした痛みが中心で、処方された痛み止めでコントロールできる範囲であることがほとんどです。

インプラントはどれくらい腫れる?腫脹のピークは?

腫れ(腫脹)は、治療内容によって差があります。

腫れのピーク
腫れやすいケースでも、多くは
* 翌日〜2日後がピーク
* 3日目以降から徐々に引いていく
という流れです。
ただし、インプラント手術は実際には、抜歯ほど大きく腫れたり痛んだりするケースは少ないのが特徴です。

抜歯と比べて、インプラントの方が腫れる?痛い?

ここは患者さんがよく誤解しやすいポイントです。
結論から言うと、一般的には
「抜歯の方が腫れや痛みが強く出る」ことが多いです。
特に、
* 下顎の親知らず(埋伏)
* 歯の根が曲がっている
* 歯ぐきの奥深くにある
* 骨を削って抜く必要がある
こうした難しい抜歯は、腫れ・痛みが出やすい傾向があります。
一方でインプラントは、計画通りに進められることも多く、侵襲(体への負担)を必要以上に大きくしない設計ができます。
そのため、「想像よりラクでした」という声も少なくありません。

抜歯即時インプラントは痛い?腫れやすい?

昨日行ったような抜歯即時インプラントは、
* 抜歯と同日にインプラントを埋入する
* 条件が合えば、治療期間を短縮できる可能性がある
* 骨や歯ぐきの状態を見極めて適応を判断する
という治療法です。
「抜歯と手術が同日なら、腫れや痛みが倍になるのでは?」と心配される方もいますが、実際にはケースバイケースです。
大切なのは、
* 抜歯がどれくらい難しいか
* 炎症(感染)が強くないか
* 骨・歯ぐきの状態が整っているか
といった条件です。
当院では、術前検査と診断を踏まえて、無理のない適応判断を行っています。

術後の痛み・腫れを減らすためにできること

インプラント後の回復をスムーズにするために、術後は次のポイントが重要です。

1) 当日は安静(飲酒・激しい運動は避ける)
血流が上がると、腫れや出血が増えやすくなります。

2) うがいのしすぎに注意
傷口が安定する前に強くうがいをすると、治りが遅れることがあります。
(「清潔にしたい」気持ちが強い方ほど要注意です)

3) 指示通りにお薬を服用
抗生剤・痛み止めは、効かせるべきタイミングがあります。
自己判断で中断せず、案内通りに服用しましょう。

4) 冷やしすぎない(必要な範囲で)
腫れが気になる場合は、短時間の冷却は有効ですが、冷やしすぎは血流を落として治癒を遅らせることもあります。
当院から案内がある場合は、その指示を優先してください。

こんな症状があれば、早めにご相談ください

術後の経過には個人差があります。次のような場合は、遠慮なくご連絡ください。
* 痛みが日ごとに強くなっていく
* 腫れが3〜4日目以降も増えていく
* 膿のようなものが出る/強い口臭が気になる
* 発熱が続く
* 噛むと強い痛みがある
術後あるあるなのか、対応が必要なサインなのかは、自己判断が難しいことも多いです。
心配な場合は早めに確認した方が、結果的にラクです。

まとめ:インプラント治療は「怖い」より「予想より大丈夫」が多い治療です

* 手術中は麻酔下で行うため基本的に痛みはない
* 術後の痛みは当日〜翌日がピークで、2〜3日で落ち着くことが多い
* 腫れも軽度〜中等度が多く、抜歯ほど大きく腫れるケースは少ない
* 抜歯即時インプラントは適応を見極めて行えば有効な選択肢
インプラントは「痛そう」「腫れそう」というイメージが先に立ちやすい治療ですが、実際には痛み・腫れを最小限にするための設計と管理ができます。
不安がある方ほど、相談時に遠慮なく聞いてください。
“治療そのもの”よりも、“不安の正体”が分かるだけで、気持ちはずいぶん軽くなります。

よくある質問(FAQ)

Q:インプラント後、仕事は休んだ方がいい?
A:多くの方は翌日から通常生活が可能です。ただし、仕事内容や治療内容によって調整が必要な場合があります。

Q:食事はいつから普通にできる?
A:術後はしばらく患部側を避け、刺激の少ない食事から開始します。詳細は治療内容に合わせてご案内します。

Q:腫れや痛みが心配で手術が怖いです
A:不安が強い方は、事前に不安点を整理しておくと当日がラクです。当院でも可能な限り丁寧に説明します。

お口と顎の健康を支えていきます。


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新年に増える「顎の痛み」、実は歯が原因のこともあります

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

新年あけましておめでとうございます。
小嶋デンタルクリニックです。
年明けの診療で、毎年多くなるご相談のひとつが
「顎のあたりが痛い」「口を開けると違和感がある」という症状です。
「顎関節症かな?」と思われる方も多いのですが、
実はこの時期の顎の痛み、歯や噛み合わせが関係しているケースも少なくありません。

年始に顎の違和感が出やすい理由

年末年始は、生活環境が大きく変わります。
* 食事の時間や内容が不規則になる
* 硬いもの・噛みごたえのある食事が増える
* 睡眠リズムが崩れる
* 無意識に歯を食いしばる時間が増える
これらが重なることで、
歯・顎・筋肉・関節のバランスが崩れやすくなるのです。

親知らずが原因になることも

特に注意したいのが 親知らず です。
* 斜めに生えている
* 上下の噛み合わせがない
* 一部だけ歯ぐきから出ている
こうした親知らずは、
知らないうちに噛み合わせを乱し、顎に負担をかけていることがあります。
「歯は痛くないのに、顎がつらい」
そんな場合でも、原因が親知らずということは珍しくありません。

放置するとどうなる?

軽い違和感の段階であれば自然に落ち着くこともありますが、
* 痛みが慢性化する
* 口が開きにくくなる
* 食事や会話がつらくなる
といった状態に進むケースもあります。
様子見が正解なこともありますが、判断は意外と難しいのが顎の症状です。

小嶋デンタルでの考え方

当院では、

* 歯の状態
* 噛み合わせ
* 親知らずの位置
* 生活習慣
を総合的に確認したうえで、必要な対応をご提案しています。
抜歯が必要な場合もあれば、
経過観察や生活指導だけで十分なこともあります。

こんな症状があればご相談ください

* 顎の痛みや違和感が続いている
* 口が開きづらい
* 噛むと顎が疲れる
* 親知らずが気になっている

新年の不調を「気のせい」で終わらせず、
今年を快適にスタートするためにも、早めのチェックをおすすめします。
2026年も、
地域のかかりつけ歯科として、
お口と顎の健康を支えていきます。


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小児の歯の外傷について
〜今は大丈夫でも、将来トラブルになることがあります〜

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

子どもは転びやすく、ぶつかりやすいもの。
そのため前歯を中心とした歯の外傷は、小児歯科で比較的よく遭遇するトラブルです。
「少し欠けただけだから大丈夫」
「痛がっていないから様子見でいいかな」
そう判断されることも多いのですが、
歯の外傷は、数年後に問題が表面化することがあるのが特徴です。
今回は、小児の歯の外傷と将来的な失活リスク、治療のタイミングについて解説します。

小児の歯の外傷の主な種類

小児の歯の外傷には、以下のようなタイプがあります。
* 歯が欠けた(破折)
* 歯がグラグラする(動揺)
* 歯の位置がずれた(脱臼・陥入)
* 歯が完全に抜けた(脱落)
見た目のダメージが小さくても、歯の中(神経や血管)にダメージが及んでいることも少なくありません。

外傷後すぐは問題なく見えることが多い

小児歯科の外傷で厄介なのは、
* 受傷直後は痛みが少ない
* 歯の色も正常
* 普通に噛めている
というケースが多いことです。
しかし、外傷の衝撃によって歯の神経(歯髄)がダメージを受けている場合、
数か月〜数年かけて、ゆっくり問題が進行することがあります。

将来的に起こりうるリスク:歯の失活

外傷後に最も注意が必要なのが、**歯の失活(神経が死んでしまうこと)**です。
失活が起こると…
* 歯の色が黒ずんでくる
* 根の先に膿がたまる
* 痛みや腫れが突然出る
* 永久歯の根の成長が止まる(未完成歯の場合)
特に成長途中の永久歯では、
神経が失活すると歯の根が十分に成長できず、将来的に歯が弱くなるリスクがあります。

すぐ治療すべき?それとも経過観察?

外傷を受けた歯は、すぐに神経を取る治療をするとは限りません。
小児歯科では、
* 痛みの有無
* 歯の色の変化
* レントゲン所見
* 歯の反応(生活反応)
を確認しながら、経過観察を行うケースが多いです。
なぜなら、
一時的に神経の反応が弱くなっても、回復することがあるからです。
ただし、
* 歯の色が明らかに変わってきた
* レントゲンで根の先に異常が出てきた
* 腫れや痛みが出現した
こうしたサインが見られた場合は、適切なタイミングで治療介入が必要になります。

外傷後に大切なのは「定期的なチェック」

小児の歯の外傷で最も重要なのは、
一度診て終わりにしないこと
です。
外傷後は、
* 1か月
* 3か月
* 6か月
* 1年
と、定期的に状態を確認することで、
将来的なトラブルを早期に発見できます。

まとめ

* 小児の歯の外傷は見た目以上に注意が必要
* すぐ問題が出なくても、数年後に失活することがある
* 治療は「すぐに処置」ではなく「適切な経過観察」が重要
* 定期チェックが、歯を守る最大のポイント
お子さんが歯をぶつけた、転んだ、歯の色が気になる。
そんなときは、「念のため」でも構いません。
将来の歯を守るために、早めのチェックをおすすめします。


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年末に増える「顎が痛くて口が開かない」症状について

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

年末が近づくこの時期、
「顎が痛くて口が開かない」
「朝起きると顎がこわばっている」
「食事のときに顎がつらい」
といった症状を訴える方が増えてきます。
仕事や家事の忙しさ、寒さ、睡眠不足などが重なり、
無意識に顎へ力が入りやすい時期でもあります。
こうした症状の背景に多く見られるのが、
**顎関節症Ⅰ型(筋肉が原因となるタイプ)**です。

顎関節症Ⅰ型とは?

顎関節症にはいくつかのタイプがありますが、
Ⅰ型は関節そのものではなく、顎を動かす筋肉の緊張や疲労が原因となるものです。
よくみられる症状
* 口を開けると顎が痛い
* 大きく口が開かない
* 顎やこめかみ、耳の前に違和感や重だるさがある
* 画像検査では大きな異常が見つからないことも多い
このタイプは、
顎を使いすぎて筋肉が疲れている状態と考えると分かりやすいでしょう。

なぜ年末に症状が出やすいのか?

年末は以下の要因が重なりやすくなります。
* 忙しさや緊張による食いしばり
* 寒さによる筋肉のこわばり
* ストレスや睡眠不足
* 長時間のデスクワークやスマートフォン操作
特に、
「気づかないうちに歯を噛みしめている」状態が続くことで、
顎の筋肉が休めなくなり、痛みや開口障害につながります。

食いしばりがある方に多い特徴

――安静空隙がなく、舌の位置が低い
顎関節症Ⅰ型の方、とくに食いしばりが強い方には、
次のような特徴がみられることが多くあります。
* 本来あるべき安静空隙(上下の歯のすき間)がほとんどない
* 舌が低い位置にあり、正しい位置に収まっていない

安静空隙とは?

リラックスしているとき、
上下の歯は2〜3mmほど離れているのが正常です。
この状態を安静空隙と呼びます。
食いしばりの癖がある方は、
* 何もしていなくても歯が触れている
* 軽く噛み続けている
という状態が習慣化しており、
顎の筋肉が常に緊張したままになってしまいます。

舌の位置と顎の関係

舌の位置も、顎の緊張に大きく関係します。
正常な舌の位置
* 上顎の前歯の少し後ろ(スポット)
* 舌が口蓋に軽く触れている状態
この位置に舌があると、
顎の筋肉が過剰に働きにくくなり、安静空隙も保たれやすくなります。
一方で舌が低い位置にあると、
顎の筋肉が不安定になり、食いしばりを助長してしまうことがあります。

顎関節症Ⅰ型の治療について

顎関節症Ⅰ型は、
顎の使い方や筋肉の緊張が大きく関係する症状です。
そのため、
* マウスピース
* お薬による痛みのコントロール
に加えて、
* 正しい舌の位置を覚える
* 安静空隙を意識する
* 食いしばりに気づく習慣をつくる
といった生活指導やトレーニングが重要になる場合があります。
症状や状態に応じて、
無理のない方法を一緒に考えていきます。

最後に

顎の痛みや口の開きにくさは、
体からの小さなサインです。
「そのうち治るだろう」と我慢してしまうと、
症状が長引いてしまうこともあります。
* 顎が痛い
* 口が開けにくい
* 朝、顎がこわばる
こうした症状が気になる方は、
早めにご相談ください。
年末年始を少しでも楽に過ごすために、
顎の状態を一度見直してみましょう。


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年末に外科処置を受けられる方へ ― 年末年始を安心して過ごすために ―

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

今年も残りわずかとなりました。
小嶋デンタルクリニックの診療日も、年内はあとわずかです。
年末はお仕事や学校がお休みに入り、
抜歯や歯ぐきの処置などの外科処置をこの時期に受けられる方も多くなります。
年末の外科処置は、スケジュールが立てやすい反面、
年末年始の休診期間を挟むという点を理解しておくことが大切です。

年末に外科処置を受ける際の注意点

外科処置後は、処置内容により
・腫れ
・痛み
・出血
・違和感
が数日続くことがあります。
多くの場合、経過は問題ありませんが、
年末年始は医療機関が休診になるため、
* 処方されたお薬は必ず指示通り服用する
* 強いうがい、飲酒、長時間の入浴は控える
* 気になる症状を我慢しすぎない
といった基本事項が、いつも以上に重要になります。

万が一、緊急症状が出た場合

処置後に
* 出血が止まらない
* 腫れや痛みが急に強くなった
* 口が開きにくくなった
など、普段と違う症状を感じた場合は、早めの対応が大切です。
当院が休診の場合には、
静岡市歯科医師会が運営する救急歯科センターを受診するようにしてください。

事前に場所を調べておくことで、年末年始も安心して過ごせます。

不安なことはLINEでご相談ください

小嶋デンタルクリニックでは、
LINEでのご相談を常に受け付けています。
* この腫れは様子を見ていい?
* 出血が少し続いているけど大丈夫?
* お薬はこのままでいい?
など、少しでも不安があれば遠慮なくご相談ください。
写真を添えていただくことで、より具体的なアドバイスが可能です。

年末の外科処置は「事前説明」と「相談先の確保」が大切

年末に外科処置を行うこと自体は、決して珍しいことではありません。
ただし、休診期間を挟むからこそ、
* 処置後の過ごし方を理解しておくこと
* 困った時の相談先を把握しておくこと
が、安心につながります。
不安を残さず、穏やかな気持ちで新年を迎えられるよう、
スタッフ一同しっかりサポートいたします。


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顎関節症と言われたけれど、なかなか治らない理由

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

マウスピースを使っても顎の痛みがなかなか治らない理由

顎がだるい、口を開けると痛い、朝起きたときに顎が疲れている。
こうした症状で受診され、「顎関節症ですね」「筋肉の問題ですね」と説明を受けたことがある方も多いと思います。

そして多くの場合、マウスピース(スプリント)治療が提案されます。

実際、マウスピースはとても大切な治療ですが、
中には「使っているのに症状がすっきりしない」方がいるのも事実です。

その背景として、近年注目されているのが歯ぎしりのタイプです。

歯ぎしりには種類があります

歯ぎしりは一括りにされがちですが、実は大きく3つのタイプがあります。
 • 歯をギリギリ擦り合わせるタイプ
 • 強く噛みしめるタイプ
 • カチカチと歯を当てるタイプ

この中で、特に顎や筋肉への負担が大きいのが
歯を擦り合わせるタイプ(グラインディング)です。

このタイプの歯ぎしりは、
 • 寝ている間
 • 集中しているとき
 • ストレスがかかっているとき

など、無意識に行われることがほとんどです。

なぜマウスピースだけでは改善しにくいの?

マウスピースには、
 • 歯を守る
 • 顎関節への負担を減らす
 • 筋肉の緊張を和らげる

といった大切な役割があります。

ただし、
歯ぎしりそのものの癖を完全に止める治療ではありません。

特に歯を擦り合わせるタイプの歯ぎしりでは、
 • 筋肉が常に過剰に使われる
 • 顎の疲労が繰り返される

ため、症状が長引きやすくなることがあります。

必要に応じて考える治療の選択肢

症状や生活背景によっては、
マウスピースに加えて筋肉へのアプローチを検討することもあります。

その一つが、筋肉の緊張を和らげる治療(ボトックス治療など)です。

これは、
 • 筋肉の力を一時的に弱める
 • 痛みの悪循環を断ち切る

ことを目的とした治療で、
歯ぎしりを完全に止める治療ではありませんが、症状軽減の助けになる場合があります。

大切なのは「その人に合った治療」

顎関節症や歯ぎしりは、
 • 原因が一つではない
 • 生活習慣やストレスの影響も大きい

といった特徴があります。

そのため、
 • マウスピースだけで良くなる方
 • 生活習慣の見直しが重要な方
 • 複数の治療を組み合わせた方が良い方

など、治療の考え方は人それぞれです。

まとめ

 • 歯ぎしりにはタイプがある
 • 特に歯を擦り合わせるタイプは症状が長引きやすい
 • マウスピースは大切だが、それだけで改善しない場合もある
 • 状態に応じて治療の選択肢を検討することが大切

「顎の痛みがなかなか良くならない」
「マウスピースを使っているのに不安が残る」

そんな方は、一度お気軽にご相談ください。
今の状態に合った治療を一緒に考えていきましょう。


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親知らずは抜いたほうがいい?抜かなくていい?

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

― 歯科医院でよくある質問を分かりやすく解説 ―

「親知らずは、必ず抜かなければいけませんか?」
これは、日常診療の中でとてもよくいただく質問です。
結論からお伝えすると、すべての親知らずを抜く必要はありません。
ただし、将来的にトラブルの原因になりやすい親知らずは、
早めに抜歯を検討したほうがよいケースもあります。
今回は、
「抜いたほうがよい親知らず」と「経過観察でよい親知らず」の違いについて解説します。

抜いたほうがよい親知らずとは?

次のような場合は、抜歯をおすすめすることが多くなります。

① 親知らずが原因で、痛みや腫れを繰り返している
親知らずの周囲は構造的に汚れがたまりやすく、
一度炎症を起こすと、体調や疲労をきっかけに再発しやすい特徴があります。
「今は落ち着いているから大丈夫」と思っていても、
将来また腫れる可能性があるため、注意が必要です。

② 斜め・横向きに生えている親知らず
斜めや横向きに生えている親知らずは、
* 歯ブラシが届きにくい
* 手前の歯との間に汚れがたまりやすい
その結果、手前の歯まで虫歯や歯周病になることがあります。

③ 噛み合う相手がいない親知らず
噛み合う歯がない親知らずは、
少しずつ伸びてきてしまう(挺出)ことがあります。
すると、
* 頬や歯ぐきを噛んでしまう
* 清掃が難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが上がる
このような理由で、抜歯が適応になることがあります。

④ 矯正治療や今後の治療に影響する場合
矯正治療後の歯並びの安定や、
将来的な補綴治療を考えた際に、
親知らずが悪影響を及ぼす可能性がある場合もあります。

抜かなくてもよい親知らずのケース

一方で、次のような親知らずは無理に抜く必要はありません。

① まっすぐ生えていて、きちんと磨けている
* 正常な位置に生えている
* 噛み合っている
* 虫歯や歯周病がない
このような親知らずは、問題なく使える歯です。

② 完全に骨の中に埋まっていて、症状がない
* 痛みや腫れがない
* 周囲の歯に影響していない
この場合は、定期検診で経過を見ていくことが一般的です。

親知らずの判断は、レントゲン・CTが大切です

親知らずが
* どの向きに生えているのか
* 周囲の骨や神経との関係
* 将来問題を起こしそうか
これらは、レントゲンやCTで確認することで正確に判断できます。

「今すぐ抜く必要があるのか」
「しばらく様子を見ても大丈夫か」
患者さん一人ひとりに合わせてご説明します。

まとめ|親知らずは状態によって対応が変わります

* 親知らずは、必ず抜かなければならないわけではありません
* ただし、将来的なトラブルを防ぐために、抜歯をおすすめする場合もあります
* 自己判断せず、歯科医院でのチェックが大切です
親知らずについて気になることがあれば、
お気軽にご相談ください。


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食いしばりを放置するとどうなる?予防が大切な理由

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

「食いしばりや歯ぎしりは治りますか?」

定期検診や知覚過敏、歯のすり減りをきっかけに、よくいただく質問です。
結論からお伝えすると、
症状を完全になくすことは簡単ではありませんが、
歯や顎を守ることは十分可能です。

なぜ治りにくいのでしょうか?

食いしばり・歯ぎしりは、
虫歯のように「原因がはっきりしている病気」ではありません。
* ストレス
* 睡眠の質
* 噛み合わせ
* 姿勢や生活習慣
* 無意識のクセ
など、複数の要因が重なって起こることが多く、
ご本人に自覚がないケースも珍しくありません。
そのため
「気をつけているのに治らない」
「いつの間にか歯がすり減っている」
ということが起こります。

歯科でできる一番大切なこと

マウスピース(スプリント)療法
就寝時などに使用するマウスピースは、
* 歯のすり減りを防ぐ
* 被せ物や詰め物を守る
* 顎関節への負担を軽くする
* 知覚過敏の悪化を防ぐ
といった**“守るための治療”**です。
食いしばりそのものを止める装置ではありませんが、
歯や顎を長く健康に保つためにはとても重要です。

最近増えている治療:ボトックス

症状が強い方の場合、
咬む筋肉(エラの筋肉)にボトックスを注射することで、
* 筋肉の緊張をやわらげる
* 食いしばる力を弱める
といった効果が期待できます。
力が弱まることで
食いしばりの頻度が減り、
結果としてクセが軽くなる方もいます。
ただし、効果は一時的なため、
状態を見ながらの判断が必要です。

大切なのは「放置しないこと」

食いしばり・歯ぎしりは
誰にでも起こりうる、無意識の動きです。
だからこそ、
* 歯がしみる
* 歯がすり減ってきた
* 詰め物がよく外れる
* 顎が疲れる、痛い
こうしたサインがあれば、
早めに対策を取ることが大切です。

まとめ

* 食いしばり・歯ぎしりは完全に治すのが難しいことも多い
* しかし、適切な治療で歯や顎はしっかり守れる
* マウスピースやボトックスは有効な選択肢
* 放置せず、早めの相談が大切
気になる症状があれば、
お気軽にご相談ください。


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