kojima のすべての投稿

妊娠中の歯科治療

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
妊娠しているけれど、歯が我慢できないほど痛くなってきてしまった!と訴えて来院される方、実は結構いらっしゃいます。
 
妊婦歯科検診という妊娠し、母子手帳が交付されたら妊婦さんは受ける検診があるのですが、そこの検診で治療が必要な歯が見つかった場合は、原則として安定期中に治療することが求められます。
 
安定期期間中であれば、通常の麻酔を使った治療や投薬なども普通に行うことができます。
 
もちろん安定期期間以外でも治療はできるのですが、胎児への影響を鑑みて、歯科治療するベネフィットがリスクを上回る時のみ治療が優先されます。
 
よって、痛みのない虫歯治療や歯石除去や、痛みのない親知らずの抜歯などは安定期期間中にすべきであり、歯科治療のベネフィットが高いときというのは、寝られないほど痛みが続いている、食事ができないほど痛む、腫れがひどくて発熱があるなど、痛みや腫脹などによる強烈なストレスが胎児へ影響を与えてしまいそうなときは、安定期以外でも治療を行うことが求められます。
 

 
妊娠中の虫歯や歯周病は問題なの?と聞かれることもありますが、妊娠中の虫歯が多い母親の子供は、そうでない母親の子供に比べて早い段階で虫歯になる可能性が高くなります。2-6歳の子供とその母親に対して行われた米国の研究では、虫歯が多い母親の子供は、そうでない母親の子供と比較して、虫歯がある確率が3.5倍高くなったことが報告されています。
 
さらに歯周病は、赤ちゃんが低出生体重であるリスクを2-4倍、早産のリスクを1.6-3.4倍高める可能性があるという報告があります。
 
そのため普段からお口の中を綺麗に保つ必要があります。
 
妊婦の方もしっかりと口腔ケアと歯科治療を受けるようにしましょう。
 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

マウスピース矯正かワイヤー矯正か

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
矯正治療には大きく分けて2つあります。
 
マウスピース矯正か、ワイヤー矯正。
 
名前の通り、ワイヤーで行うか、マウスピースで行うかの違いです。
 
患者さん自身でどちらが良いか判断する場合もありますが、ほとんどがまず矯正診断を行い適正な治療法はどちらかなのかを歯科医師が判断するようにしています。
 
マウスピース矯正の方が自身で取り外しができることもあり患者さんは簡単に進めることができます。一方ワイヤー矯正は完全に固定されているため患者さんが取り外すことはなく歯科医師の方でワイヤーを変更しながら歯を動かしていきます。
 
マウスピース矯正はワイヤーに比べると動かせる範囲が限局している傾向にあります。
 
またマウスピースの方が時間がかかる場合もあります。
 
ワイヤー矯正は、すべてのケースで適応できますが、マウスピース矯正はすべてのケースでは対応できないこともしばしあります。
 
安易にマウスピース矯正を始めて全然治らないという訴えでセカンドオピニオンで来院される患者様もいらっしゃいますが、複雑なケースの場合はプランニング通りに進まなく追加、追加となる場合も結構あります。
 
矯正治療を始めるときは、最初の診査診断がとても大切となります。
 
矯正治療するときに、親知らずを抜くべきなのか、それとも小臼歯を抜くべきなのか、両方すべきなのか、小臼歯は抜かないべきなのか。
 
まずはレントゲン含めた診査診断を確実に行い、治療方法を提案されてからスタートするようにしていきましょう。
 
矯正治療は正確な診断のもとしっかりと行うことができれば最高の予防治療となります。
 
清掃性が良くなることで、虫歯リスク、歯周病リスクなど様々な悪影響からの因子を排除できます。当院としても矯正治療は積極的に行うべきという考えもあるため、ぜひご相談ください。
 

 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

義歯が割れる理由

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
義歯が割れてしまう、義歯修理を行う治療というのは日々の臨床の中で度々見られます。
 
義歯が割れてしまう原因は一体何にあるのでしょうか。
 
– 義歯の設計
– 義歯の適合性
– 過剰な咬合力や過度な負担
– 義歯の技工作業でのエラー
– 義歯の経年的劣化
 
大きくこの辺が考えられます。
 
義歯作成してすぐに破折した場合に疑うのは、義歯の設計や技工作業でのエラーです。
 
義歯は、部分義歯であれば粘膜と歯牙の両方でサポートしますが、義歯の設計を小さくし違和感を少なくすればするほど、義歯が咬合時にたわみやすくなるため破折リスクが高まります。
 
多くの場合はこのパターンが多いです。
 
稀に技工作業でのエラーもあります。どうしても人が行うことですので、細かいところでヒューマンエラーが発生することで早期の破折を招くこともあります。
 
破折した場合は、まず修理することも大切ですが、なぜ破折したかをよく考える必要があります。
 
義歯の設計は、その方の咬合力に合わせた設計や大きさになっているか。
 
なんでも噛む方や、咬合力が強い方はある程度義歯自体も補強しなければ割れてしまいます。必要に応じて保険外の金属床が向いていることも。
 

義歯に関しても一生懸命治療していますので、気になる方はご相談ください。
 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

デジタル化されたシステム

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
特にインプラント治療においてはデジタル化が進歩しています。以前までは大きく切開して開いて、大きなドリル音で衝撃も高くインプラントを埋入していたことを考えると今は、通常の埋入であれば1/10ぐらいの侵襲性で治療が完了します。
 
なぜ侵襲性が小さくなったかというと、デジタル化の進歩と精度の向上です。
 
歯科用CTの精度が大きく向上したことや、3Dスキャナー、プリンターの出現により、ピンポイントで埋入が可能となるノンフラップオペなどが出てきました。
 

 
切開せずに、必要なところだけ歯肉を取り埋入。
 
痛みも全く出ないこともあります。
 
もちろんデジタルの信頼度の問題もあります。
 
より確実にするためには、デジタルでの最小のオペと切開を加える侵襲性の高いオペの両方ができなければはりません。デジタルでの違和感のリカバリーをしっかりと行えるような研鑽も必要なのです。
 
当院でもデジタル化されたインプラント治療を中心に行っていますが、いざという時や自身の目視を確認し確実に行きたい場合は、少し侵襲を加えることもあります。
 
それでも以前に比べたら断然低いですけどね。
 
何事も組み合わせが大切です。
 
気になる方はご相談ください。
 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

根管治療後の経過

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
根管治療後の痛みや違和感の評価はどのくらいの期間を開けるのか。当院では3ヶ月の経過をおくようにしています。
 
もちろん痛みや違和感がない場合は、3ヶ月経過期間置かずに最終補綴へ移行するのですが、痛みや違和感が続く場合は3ヶ月ほど仮歯の期間でおいたり、機能的に使えるかどうかを確認します。
 
嚢胞や炎症が大きい場合などは、治療終了後もなかなか疼痛が引かないこともあります。
 
治療としては最善を尽くしても、症状消失には時間を要することもありますし、痛みや違和感は患者さんの主観でもあるため、こちらで治療が完了と思っても相違が起こることもあります。
 
そのため治療終了後に、違和感や痛みが残っている場合は仮の状態で機能できるか、症状が消失傾向にあるかを確認します。
 
もし3ヶ月間おいて症状が変わらない場合は、別の原因を疑った方が良いかもしれません。
 
必要に応じて外科処置を行なったり、CT撮影などを実施したりなどをして原因を探します。
 

 
気になる方はご相談ください。
 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

口臭が気になる

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
気がついている方も気がついていない方も、口臭と言われるとやはり気になります。
 
コミニュケーションにおいては自身の口臭や、相手の口臭は気になりますよね。
 
口臭にはいくつかタイプがあります。
 
* 生理的口臭
* 外来性口臭
* 病的口臭
* 心理的口臭
 
大きく4つのタイプに分かれます。
 
生理的口臭は、寝起きや空腹時や、緊張時に唾液が減少することにより発生する口臭です。これらは治療対象とならず、食事接種や水分接種、歯磨きなどにより回復します。
 
一番問題になるのが病的口臭です。
 
歯周病、虫歯、根尖病巣、舌苔、唾液分泌減少。
 
様々な原因により口腔内で細菌が病的に大量発生することで放出していきます。
 
病的口臭は歯科医院での治療が必要です。
 
歯周病のケア、虫歯治療、口腔清掃指導と適切なセルフケア。
 
口臭はマナーと呼ばれるように、なぜ口臭が発生しているなどをまず歯科医院で確認すると良いと思います。
 

 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

歯の本数

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
歯の本数何本あるかご存知ですか?
 
数えればわかるのですが、先天的に欠如していることもあるので数えた数が正しいとも言えません。
 
一般的に前歯は、6前歯と呼ばれ、正中から左右に3本ずつ、トータルで前歯は6本存在します。
 
そしてその横に小臼歯と呼ばれる、大臼歯に比べると少し小さい奥歯が左右2本ずつのトータル4本。そして大臼歯が2本ずつのトータル4本。ただ、大臼歯は親知らずまで全てある方は3本ずつ存在します。
 
そしてそれが上下で存在するため親知らずを除くと14本ずつの合計28本が正解になります。
 
28本全てなければいけないかと言われればそうでもありません。20本が咬合状態にあれば一般的な食事であれば問題なく食事ができると言われます。
 
正常な咬合状態であればですが、咬合力などは個々によって違うので大臼歯までは基本的にはあった方が良いと考えます。
 
奥歯は垂直的なストッパーになります。
 
前歯を守るためにも奥歯は必須です。欠損したら次のトラブルが起きる前に早めに治療を受けるようにしましょう。
 

 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

良い歯の日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
今日は4/18。
 
そう、良い歯の日です。特に歯科界の中でも記念日にもなっていないので私が言っているだけなのですが、皆様にとって良い歯とはどのような状態でしょうか。
 
私が定義する良い歯とは、きちんと感染コントロールができている歯のことです。
 
それが治療している歯であっても、インプラントであっても義歯であっても。
 
歯周病に罹患していない、虫歯になっていない、インプラント周囲炎になっていない、咬合関係に問題がないなど様々ありますが、感染コントロールできているということがとても大切だと考えます。
 
痛みがなくても感染している場合は往々にしてあります。例えば根尖病巣や歯周病。
 
慢性炎症は疲れたら痛くなるなど、普段はほとんど症状として出ていない状態。しかし裏では自己免疫がずっと活動している状態。その状態を繰り返せばいずれ感染が他の部位に移行して全身的にも悪い影響が出ます。
 
では良い歯を保つためにはどうしたら良いか。
 
それは歯科医院に定期的メインテナンスに行くことです。歯科医院で早めに気づくこと。これが大切です。
 
早めに気がついたらすぐ治療しておくことが良い歯を保つためには大切です。
 
皆さんもしっかりと定期的に歯科医院に行きましょう。
 

 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

義歯を小さくすることの弊害

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
入れ歯が気持ち悪くて使えないからできるだけ小さくしてほしい。そういう悩みを持つ方は多くいらっしゃいます。義歯を提供する側としても、できるだけ違和感の少ない形で提供しようとしていますが、並行して考えることがいくつかあります。
 
一般的に義歯を提供するにあたり、歯科医師が考えるべきポイントは下記が挙げられます。
 
1.違和感を少なくする
 
2.外れないようにする
 
3.痛みが出ないようにする
 
4.残存している歯が悪くならないようにする
 
5.噛みやすいようにする
 
よって歯科医師が思う最良の義歯とは上記が満たされた状態を指します。
 
そして上記を満たすためには設計の条件があります。
 
その条件から逸脱することにより、上記の5つのどれかが達成しなくなります。
 
最もわかりやすい例が義歯のサイズ。
 
義歯は口腔にとっては当然ながら違和感がありますので、小さければ小さいほど違和感は減ります。
 
しかし義歯のサイズを小さくすれば達成できなくなる項目があります。
 
– 義歯の安定性
– 痛みの出現
– 粘膜疾患の出現
– 顎堤の吸収異常
– 残存する歯の動揺
 
当然ながら小さくすればその分他にかかる負担は大きくなります。義歯が破折するリスクも高まります。
 
安易に小さくするということはリスクしかありません。
 
義歯を小さくして、この義歯すぐ外れてしまうと訴える方がいますが、残念ながら当然です。
 
総入れ歯など気持ちが悪いからと言って奥を短くすれば安定できずに落下します。吸着には条件がありますので短くした段階で条件が崩れます。安定剤などを使用するしかありません。
 
また短くした総入れ歯を使っていると顎堤吸収が著しくなり、前歯付近にフラビーガムという粘膜の過形成ができます。
 
もし義歯のサイズで悩んでいるのであれば、むやみに小さくしてしまうのではなく、インプラントなどの選択肢を取り入れるべきだと思います。
 
インプラントを1本、2本入れてオーバーデンチャーにするだけで格段と快適になります。
 

 
義歯が気持ち悪くてお悩みの方は是非インプラントオーバーデンチャーを検討してみてください。
 
その方が長く食事を楽しめると思います。
 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

マウスピース矯正の管理方法

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
マウスピース矯正は行う方は増えてきていますが、今日はその管理方法や通院方法になります。
 
一度通院すれば交換キットが届くセルフ型マウスピース矯正を行っているクリニックもありますが、マウスピース矯正は適合が命なので、適合チェックを確実に行い管理する必要があります。
 
ご自身で適合管理が完璧に行える場合は全てのマウスピースを含めお渡しする形でも良いのですが、適合が一度ズレた状態で進行してしまうと思うような結果が出ません。
 
そのズレを、患者さん自身でわかればOKですがマウスピース矯正の難しいのが、正確に装着されている状態でも付けた時適合力が高く違和感があるため、正確に装着されていなくてもそれなりの違和感があるため、感覚では判断しにくいということが挙げられます。
 
一本一本しっかりと装着されているかどうか。
 
アタッチメントがあればアタッチメントまで入り込んでいるかどうか。
 
その正確な状態で進捗することが大切です。
 
当院では初めて装着した場合はひとまず、3セットだけお渡しし、2.3週間後に一度適合チェックや写真撮影を行います。
 
管理が大丈夫そうであれば、2ヶ月分、3ヶ月分と徐々に伸ばしていきます。
 
最初が肝心ですので、適合が難しくなりやすいファーストステージは必ず来院しましょう。
 

 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net