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上顎洞に入り込む親知らず
2021/06/28
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
副鼻腔の一つである上顎洞は上顎の臼歯部の歯根においてかなり近接していることがあります。
上顎第一大臼歯の口蓋根と呼ばれる最も長い歯根で上顎洞内に貫通していることが多く、その他埋伏している親知らずなどにおいても貫通していることがあります。
今回親知らずを抜歯したいと訴えて来院された患者様。
上下左右の4本を抜歯したいという希望。
レントゲン撮影を行うと全てほぼ埋伏状態。
CT撮影を行い状態を確認することとしました。
すると、右上の埋伏している親知らずは上顎洞に交通している状態でした。


このように貫通している状態であるため抜歯後予想されるのは、抜歯後の上顎洞炎の発症です。
上顎洞と口腔内が交通することにより、口腔内細菌が上顎洞内に入り込むようになります。
どんなに緊密に縫合していても細菌の数と大きさには当然ながら敵いません。
そのため抜歯後に2週間ほどは抗生剤を内服していただき感染防御に努める必要があります。
貫通して穴が開いても、基本的に感染がコントロールできれば健常組織として骨ができてきます。
その後治癒してくれば、抗生剤の内服の必要性もありません。
ただ上の埋伏している親知らずの抜歯は、抜歯後に顔面部が大きく腫脹する可能性があるため抜歯後は1週間は要安静、また上顎洞への穿孔があるため2週間は運動などの激しい運動は避けた方が無難となります。
親知らずの抜歯は抜歯するベネフィットをよく考える必要があります。
なんでもかんでも抜く必要は全くありませんのでね。
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監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


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