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中心結節破折にいつ気付けるか

2021/06/26

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

中心結節、聞いたことありますでしょうか。

 

中心結節とは、歯の形態異常の一つと言われており、噛む面に突起のような形で現れます。
出現部位は、下の第二小臼歯に最も多く認め次に上顎の側切歯に認めます。

 

この結節自体は特に悪いものではないのですが、出現部位が噛む面に現れるため折れやすいことが問題となります。

 

中心結節の特徴として、結節内にも歯髄(歯の神経)が存在しているため結節部が破折することで歯髄炎や根尖病巣を作る可能性があります。

 

 

左下の第二小臼歯部位。
拡大すると

 

 

このように根尖病巣を大きく認める状態です。
根尖もできていない状態であるため、推測では中心結節の破折が小学生の頃に起きて今まで来てしまったと考えられます。
かなり厳しい状況です。

 

このようなことが起こらないためにも中心結節に対しては早期のアプローチが求められます。
結節は後天的ではなく、歯の萌出と同時に確認できるため破折防止にレジンによるコーティングやシーラントを用いたりします。

 

永久歯が萌出したら必ず歯科医院にいきましょう。状態を事前に知ることで防げることは多くあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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