Blog
ブログ

放置すると様々な感染リスクが高まる歯根破折

2020/10/02

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

ここ最近右下がよく腫れると訴えてこられた患者さん。
しばらく腫れてもすぐ引いていたため、そのままにすることが多かったとのこと。
今までは、噛んでいての痛みは全くなし・・・

 

実は以前から要注意、要治療を伝えていた歯。

 

まず3年前のレントゲン。

 

 

膿が溜まってきているのがわかります。
ここでは、治療を進めるも痛みもないからこのまま経過を見たいとのこと。

 

2年前のレントゲン。

 

 

なんとか残して欲しいということもあり被せ物が取れてきたので、破折部を固定しながら補綴。
流石にこれはもう厳しいことを説明。

 

しかし、なんだかんだでこの状態で2年間は使える結果となりました。

 

そして今回、被せ物を外した状態でのレントゲン写真。

 

 

歯が真っ二つに縦に割れてしまっているのがわかります。
この状態だと残せる可能性は残念ながらゼロ。

 

割れていない根を残したところで、咬合にどのように使うのか。義歯のアタッチメントに使えるか!?

 

このような状態で放置してしまうと、身体の中では様々な感染リスクが高まります。

 

溜まっている細菌が血流に流れて全身的な影響を与える可能性も十分ありますし、顎下リンパ節に達することでリンパ間での感染拡大の可能性も考えられます。

 

結果としては説明の上、抜歯。

 

抜歯は1分弱で終わったのですが、不良肉芽組織いわゆる膿を完全に取り出すのに10分近くかかりました。

 

嚢胞化していたため、嚢胞壁も含め完全に除去しないといけません。

 

例えば、膿を完全に取り切らないで終わった場合、膿は永遠と骨の中に残り続け同じように炎症反応を繰り返します。

 

そこにもう歯がないのにですよ。
そこに歯がないのに、歯肉から頬から膿が出ることとなってしまいます。

 

それに骨が作られなくなってしまうので、将来的にインプラントなどの処置もできなくなります。

 

抜歯翌日、患者さんからなんだか肩がすごく軽くなった感じがある。とおっしゃっていました。

 

これだけの重い炎症を抱えていたので、かなりスッキリしたんだと思います。

 

な味も無くなったし、食事がおいしくなっていきそうだとも言ってました。

 

・炎症がある中で、なんとか残している歯
・保存ができない歯
・治療となると抜歯となる歯を残している

 

このような場合は、全身的にも影響が出る場合があるので要注意です。
できる限り、健康な歯の状態で口腔内を過ごすことが重要となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

トライアスロンで健康ライフブログ(趣味のトライアスロンのレース記です)
http://triathlon51.com

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員