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親知らずの放置による弊害

2020/10/01

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

親知らずを抜こうか悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。

 

できることなら抜かずにそのまま放置しておきたい・・・
でも痛みが出るのは怖い・・・
抜歯で腫れたりするのが怖い・・・

 

様々な理由で、親知らずの抜歯を躊躇する方は多くおられます。

 

以前のブログでも親知らずは全て抜歯対象となるわけではないという話をしました。

親知らずは全て抜歯した方が良いのか

 

今回、親知らずを抜歯するかしないかで数年ずっと悩んでいるのでみて欲しいと訴えて来院された患者さま。

 

痛みがすでに出現しており、自分の中である程度抜歯を検討している状態で来院されました。

 

 

矢印で示す左下に痛みを訴えていました。
原因としては、親知らずにより清掃不良となった部位に虫歯ができてしまった。
痛みは親知らずではなく、虫歯による痛みでした。

 

結果、この虫歯は神経まで達しており神経の治療を行うこととなりました。
神経の治療時に同時に親知らずも抜歯。

 

切開はせず、歯冠の一部分割により抜歯を行いました。時間にして5分弱で抜歯。

 

麻酔時間と、手前の神経の歯の治療もあったのでその他の治療で時間は取りましたが、抜歯自体はあっという間です。

 

このように、リスクを抱えた親知らずの放置により虫歯の罹患を引き起こし、健全であった歯の神経をとるまで進行してしまった例となります。

 

右下もまだ虫歯になっていませんが、このような萌出の仕方は非常にリスクです。

 

虫歯や歯周病の細菌は、局所的に停滞することはなく一部にできても口腔内全体に細菌はいくため、親知らずに近接している歯以外もリスクを抱えることとなります。

 

確実な細菌コントロールを行い予防歯科を達成するためにも、リスクのある親知らずな抜歯が必要となります。

 

抜歯後は、確かに腫脹することもありますし、痛みを伴うこともあります。
しかし、適切な対応を取れば確実に治ります。

 

長い人生においてずっと悩みを抱えて食事を取るというのも、とても辛いものです。
しっかりと、歯科医師と相談した上で抜こうと決めたら、抜きましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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