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妊娠中の歯科治療

2024/04/26

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
妊娠しているけれど、歯が我慢できないほど痛くなってきてしまった!と訴えて来院される方、実は結構いらっしゃいます。
 
妊婦歯科検診という妊娠し、母子手帳が交付されたら妊婦さんは受ける検診があるのですが、そこの検診で治療が必要な歯が見つかった場合は、原則として安定期中に治療することが求められます。
 
安定期期間中であれば、通常の麻酔を使った治療や投薬なども普通に行うことができます。
 
もちろん安定期期間以外でも治療はできるのですが、胎児への影響を鑑みて、歯科治療するベネフィットがリスクを上回る時のみ治療が優先されます。
 
よって、痛みのない虫歯治療や歯石除去や、痛みのない親知らずの抜歯などは安定期期間中にすべきであり、歯科治療のベネフィットが高いときというのは、寝られないほど痛みが続いている、食事ができないほど痛む、腫れがひどくて発熱があるなど、痛みや腫脹などによる強烈なストレスが胎児へ影響を与えてしまいそうなときは、安定期以外でも治療を行うことが求められます。
 

 
妊娠中の虫歯や歯周病は問題なの?と聞かれることもありますが、妊娠中の虫歯が多い母親の子供は、そうでない母親の子供に比べて早い段階で虫歯になる可能性が高くなります。2-6歳の子供とその母親に対して行われた米国の研究では、虫歯が多い母親の子供は、そうでない母親の子供と比較して、虫歯がある確率が3.5倍高くなったことが報告されています。
 
さらに歯周病は、赤ちゃんが低出生体重であるリスクを2-4倍、早産のリスクを1.6-3.4倍高める可能性があるという報告があります。
 
そのため普段からお口の中を綺麗に保つ必要があります。
 
妊婦の方もしっかりと口腔ケアと歯科治療を受けるようにしましょう。
 
 
 

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