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ソケットリフトとは

2020/08/05

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

先日のブログで、上顎洞と歯の関係について解説させていただきました。

上顎洞と上の歯との関係

 

 

上の歯を抜歯してそのままにしておくと、骨がどんどん吸収してしまうことが多く、いざ欠損部にインプラント治療をしたくても骨のスペースがないことがあります。

 

こういった場合でも、患者さんからインプラント治療の希望があった場合は

 

「ソケットリフト」という方法を実施することがあります。

 

ソケットリフトとは、上顎洞底挙上術と呼ばれる方法で、上顎の骨の再生手術の一つとされます。

 

似た言葉で「サイナスリフト」という言葉がありますが、これも上顎洞底挙上術の一つであり、術式がソケットリフトと異なります。

 

より広範囲における上顎洞底を挙上させたい場合は、サイナスリフトという方法をとります。

 

実際の術後のレントゲンはこのような形。

 

 

上顎洞内に入り込むようにインプラントの土台でありフィクスチャーが埋入されているのがわかると思います。

 

またフィクスチャーの先端周辺に白くドーム状に認めるのが人工骨になります。

 

これが既存の骨と置換することで、新しい骨としてインプラント体と結合することができます。

 

上記写真ともに5年以上経過し良好な状態。

 

ソケットリフトが必要なケースは最近はあまりありません。

 

最近は直径の短いインプラントの長期的な予後の良さも報告されており、ソケットリフトをしなくても、埋入することが増えている印象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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