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上顎洞と上の歯との関係

2020/08/03

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

副鼻腔炎って聞いたっことがある方は非常に多いと思います。

 

主に耳鼻科で診断されるわけですが、歯科と副鼻腔炎も密接に関係しています。
本日はその副鼻腔炎と歯の関係性についてです。

 

副鼻腔とは「前頭洞」「篩骨洞」「上顎洞」「蝶形骨洞」この4つの総称となります。

 

洞という名の意味は空洞であります。副鼻腔の役割は明確にはわかっていないそうです。

 

上記挙げた4つの空洞が左右に存在ありますので、顔面に副鼻腔は全部で8つあります。

 

さて歯科と特に密接に関係してくる副鼻腔ですが、それは「上顎洞」となります。

 

このように、上の歯の奥歯の歯根先端近くに上顎洞の底が存在します。これを上顎洞底と言います。

 

上の第一大臼歯において特に、歯根が上顎洞内に入り込んでいると言われており、上顎第一大臼歯の感染において副鼻腔炎を発症する場合があります。

 

そのため副鼻腔炎の中の上顎洞炎の治療において、「鼻性」なのか「歯性」なのかの診断が非常に大切となります。

 

ずっと治らない上顎洞炎の原因は実は、歯が原因であったという場合があります。

 

しかし逆に、歯が痛くて来院したけど虫歯などはなく、原因は鼻が原因で上顎洞炎を発症していたというパターンもあります。

 

そのため、副鼻腔炎に対しては耳鼻科と歯科で双方において診断が必要となります。

 

幸いコジデンは、横に本間先生の耳鼻科がありますので、「これ歯が原因かもしれないから見てー」って感じで送られてくることもありますし、「鼻が原因かもしれないから耳鼻科で診てください」という感じで連携を取ることができます。

 

また親知らずの際も抜歯後に上顎洞炎に罹患する場合があります。

 

これは、親知らずが埋伏している場合などは上顎洞に突き抜けていることが多いので抜歯後に上顎洞に穴が開いてしまうからです。

 

基本的に穴は感染を防いでいれば自然に封鎖して行きますので抜歯後にチェックして、感染対策を行います。

 

このように、一口腔内においても他の診療科と非常に近接していますので総合的に診査診断することが大切となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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