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歯肉から出血する
2021/10/18
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
歯肉から出血すると訴えて来院された患者様。
よくブラシで出血することがしばしあり状態が気になっていた様子。
歯肉に触れると簡単に出血する状態。
写真を見てもわかるように、歯肉は腫脹傾向にあります。
なぜこのような状態になってしまったのでしょうか。
原因は歯周病細菌によるものです。
よく見ると歯の根元周辺にプラーク、汚れが付着しているのがわかります。
内側には大量の歯石が付着。
この歯肉の下にも歯石が隠れてしまっています。
このような歯肉が腫脹している場合は、何回か歯周病の治療が必要になってきます。
まずは腫脹を引かせるために、初期治療として表面の汚れをしっかり取り除きます。
また患者さんの方でも適切なブラッシングをセルフケアとしてしていただき、歯肉の炎症を除去していきます。
その後、今腫脹している歯肉の下に入り込んでいる歯石がまた見えてきますので今度はその除去。
必要に応じて麻酔を使用して歯肉の下の歯石や汚れを徹底的に排除していきます。
歯肉の腫脹は必ず原因があります。
今回の場合は、歯科医院は5年ぶりぐらいであり今まで歯周病のケアをほとんど行ってこなかった方。
虫歯は一本もありません。
虫歯が一本もない方によく歯周病が高度に進行してしまっていることがあります。
虫歯と違い、歯周病は痛みなく自覚症状は乏しい状態でどんどん進行していきます。
歯周病細菌と虫歯細菌は異なりますので、虫歯にならない方でも油断していると歯周病になり歯がグラグラしてきてしまいます。
逆に、虫歯治療をしている方の方が口腔内の管理がよかったりすることもあります。
虫歯がなく痛みもないけど、歯肉から出血することがある。
これは歯周病の始まりのサインかもしれません。
一度歯科医院でチェックしてもらいましょう。
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