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インプラント治療は痛い?腫れはどのくらい?術後の痛みはいつまで続く?【よくある質問に歯科医が回答】

2026/01/06

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

昨日は、右側の上下にインプラント治療を行いました。
そのうち1本は「抜歯即時インプラント」(抜歯と同日にインプラントを埋入する方法)で実施しています。

インプラントの相談で、特に多い質問がこちらです。
* インプラント治療って痛いですか?
* 腫れはどのくらい出ますか?
* 痛みは何日くらい続きますか?
* 抜歯より大変ですか?
今回は、こうした疑問に対して、できるだけ分かりやすく、そして正確にお答えします。

結論:インプラント治療は「手術中」は基本的に痛みません

インプラント治療は麻酔(局所麻酔)をしっかり効かせた状態で行います。
そのため、手術中に痛みを感じることは基本的にありません。
感じるとしても「痛み」ではなく、
* 触られている感じ
* 押される圧力
* 振動
といった感覚が中心です。
「歯ぐきを切る」「骨に処置をする」と聞くと不安になる方も多いですが、実際には痛みのコントロールを前提にした治療なので、過度に怖がらなくて大丈夫です。

麻酔が切れた後は痛い?どのくらい続く?

術後の痛みはゼロではありません。ただ、患者さんがイメージするような「激痛」になるケースは多くありません。
痛みのピークはいつ?
一般的には、
* 術後当日〜翌日がピーク
* 2〜3日で落ち着く
* 1週間以内にほぼ気にならなくなる
という経過が多いです。

どんな痛み?
* 鈍い痛み(ズーンとする)
* 噛むときに少し響く
* 傷口がヒリヒリする
こうした痛みが中心で、処方された痛み止めでコントロールできる範囲であることがほとんどです。

インプラントはどれくらい腫れる?腫脹のピークは?

腫れ(腫脹)は、治療内容によって差があります。

腫れのピーク
腫れやすいケースでも、多くは
* 翌日〜2日後がピーク
* 3日目以降から徐々に引いていく
という流れです。
ただし、インプラント手術は実際には、抜歯ほど大きく腫れたり痛んだりするケースは少ないのが特徴です。

抜歯と比べて、インプラントの方が腫れる?痛い?

ここは患者さんがよく誤解しやすいポイントです。
結論から言うと、一般的には
「抜歯の方が腫れや痛みが強く出る」ことが多いです。
特に、
* 下顎の親知らず(埋伏)
* 歯の根が曲がっている
* 歯ぐきの奥深くにある
* 骨を削って抜く必要がある
こうした難しい抜歯は、腫れ・痛みが出やすい傾向があります。
一方でインプラントは、計画通りに進められることも多く、侵襲(体への負担)を必要以上に大きくしない設計ができます。
そのため、「想像よりラクでした」という声も少なくありません。

抜歯即時インプラントは痛い?腫れやすい?

昨日行ったような抜歯即時インプラントは、
* 抜歯と同日にインプラントを埋入する
* 条件が合えば、治療期間を短縮できる可能性がある
* 骨や歯ぐきの状態を見極めて適応を判断する
という治療法です。
「抜歯と手術が同日なら、腫れや痛みが倍になるのでは?」と心配される方もいますが、実際にはケースバイケースです。
大切なのは、
* 抜歯がどれくらい難しいか
* 炎症(感染)が強くないか
* 骨・歯ぐきの状態が整っているか
といった条件です。
当院では、術前検査と診断を踏まえて、無理のない適応判断を行っています。

術後の痛み・腫れを減らすためにできること

インプラント後の回復をスムーズにするために、術後は次のポイントが重要です。

1) 当日は安静(飲酒・激しい運動は避ける)
血流が上がると、腫れや出血が増えやすくなります。

2) うがいのしすぎに注意
傷口が安定する前に強くうがいをすると、治りが遅れることがあります。
(「清潔にしたい」気持ちが強い方ほど要注意です)

3) 指示通りにお薬を服用
抗生剤・痛み止めは、効かせるべきタイミングがあります。
自己判断で中断せず、案内通りに服用しましょう。

4) 冷やしすぎない(必要な範囲で)
腫れが気になる場合は、短時間の冷却は有効ですが、冷やしすぎは血流を落として治癒を遅らせることもあります。
当院から案内がある場合は、その指示を優先してください。

こんな症状があれば、早めにご相談ください

術後の経過には個人差があります。次のような場合は、遠慮なくご連絡ください。
* 痛みが日ごとに強くなっていく
* 腫れが3〜4日目以降も増えていく
* 膿のようなものが出る/強い口臭が気になる
* 発熱が続く
* 噛むと強い痛みがある
術後あるあるなのか、対応が必要なサインなのかは、自己判断が難しいことも多いです。
心配な場合は早めに確認した方が、結果的にラクです。

まとめ:インプラント治療は「怖い」より「予想より大丈夫」が多い治療です

* 手術中は麻酔下で行うため基本的に痛みはない
* 術後の痛みは当日〜翌日がピークで、2〜3日で落ち着くことが多い
* 腫れも軽度〜中等度が多く、抜歯ほど大きく腫れるケースは少ない
* 抜歯即時インプラントは適応を見極めて行えば有効な選択肢
インプラントは「痛そう」「腫れそう」というイメージが先に立ちやすい治療ですが、実際には痛み・腫れを最小限にするための設計と管理ができます。
不安がある方ほど、相談時に遠慮なく聞いてください。
“治療そのもの”よりも、“不安の正体”が分かるだけで、気持ちはずいぶん軽くなります。

よくある質問(FAQ)

Q:インプラント後、仕事は休んだ方がいい?
A:多くの方は翌日から通常生活が可能です。ただし、仕事内容や治療内容によって調整が必要な場合があります。

Q:食事はいつから普通にできる?
A:術後はしばらく患部側を避け、刺激の少ない食事から開始します。詳細は治療内容に合わせてご案内します。

Q:腫れや痛みが心配で手術が怖いです
A:不安が強い方は、事前に不安点を整理しておくと当日がラクです。当院でも可能な限り丁寧に説明します。

お口と顎の健康を支えていきます。


コジデン理事長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)

→ https://ameblo.jp/kojima-dental
インプラント専門サイトはこちら
→ https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員