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外科処置後に腫れるのはなぜ? ― 抜歯・小外科処置後の腫脹について ―

2026/01/20

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

歯科治療後、
「思ったより腫れましたが大丈夫でしょうか?」
というご相談を受けることがあります。
腫れ(腫脹)は、抜歯に限らず、
歯科における外科処置後に起こりうる自然な反応の一つです。
今回は、
「なぜ腫れるのか」
「どの程度までが正常なのか」
「腫れたときの正しい対応」
について整理してお伝えします。

腫脹は「異常」ではなく、体の正常な反応です

歯科治療の中でも、
* 抜歯
* 歯肉の切開を伴う処置
* 骨にアプローチする処置
* インプラント手術
* 歯根端切除などの小外科処置
これらはすべて外科的侵襲を伴います。

外科処置後に起こる腫脹は、
* 血流が増加する
* 炎症細胞が集まる
* 組織が修復に向かう
という、治癒過程の一部です。

つまり、
ある程度の腫れは「治ろうとしているサイン」
とも言えます。

腫れの出方には大きな個人差があります

同じような処置を行っても、
* ほとんど腫れない方
* 数日しっかり腫れる方
がいらっしゃいます。

これは、
* 血流量
* 炎症反応の強さ
* 年齢
* 体調や疲労の有無
* 睡眠・喫煙・飲酒などの生活習慣
といった個人差によるものです。

処置を丁寧に行っていても、
腫れが出ること自体は珍しいことではありません。

「冷やした方がいい?」という疑問について

よくある質問の一つが、
「腫れたら冷やした方がいいですか?」というものです。
結論から言うと、
長時間・強く冷やし続けることはおすすめしていません。

過度な冷却は、
* 血流を必要以上に下げる
* 治癒を遅らせる可能性がある
ためです。

例外的に行ってよいケース

ただし、
* 腫れが強く
* 痛みを伴ってつらい場合
には、
冷えピタなどで「数時間だけ」一時的に冷却する
ことは問題ありません。

あくまで、
痛みを和らげる目的での短時間対応
と考えてください。

腫れのピークと経過の目安

一般的な経過としては、
* 処置後1〜2日が腫れのピーク
* 3日目以降から徐々に軽減
* 1週間前後で見た目は落ち着く
という流れをたどることが多いです。

以下のような場合は、
早めにご相談ください。
* 腫れが日に日に悪化する
* 強い痛みや発熱を伴う
* 口がほとんど開かない状態が続く



小嶋デンタルクリニックでは、
* 必要最小限の侵襲で処置を行う
* 周囲組織へのダメージを抑える
* 術後の経過を見越した処置計画
を常に意識しています。

それでも、
外科処置である以上、腫脹の可能性を完全にゼロにすることはできません。
だからこそ当院では、
処置後に起こりうる反応と、
正しい対処法を事前にお伝えすること
を大切にしています。

術後の腫れや痛みについて不安がある場合は、
どうぞ遠慮なくご相談ください。


コジデン理事長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)

→ https://ameblo.jp/kojima-dental
インプラント専門サイトはこちら
→ https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員