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訪問歯科診療が必要な方とは?高齢者の口腔ケアと肺炎予防の重要性

2026/01/08

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

「訪問歯科診療は、もう歯がほとんど残っていない人のためのもの」
そう思われている方は、実は少なくありません。
しかし近年、歯科医療の進歩と予防意識の高まりにより、
高齢になっても多くの歯が残っている方が年々増加しています。
だからこそ今、
歯が残っている高齢者に対する訪問歯科診療の重要性が、改めて注目されています。

訪問歯科診療が必要となるのは、どのような方か

訪問歯科診療の対象となるのは、単に「高齢」という理由だけではありません。
以下のような状況にある方は、訪問診療による口腔管理が強く推奨されます。
* 足腰が弱く、通院が困難になってきた
* 認知症や脳血管疾患の後遺症がある
* 施設や自宅での療養生活を送っている
* 食事量が減り、むせやすくなった
* 口の中の清掃が十分にできていない
特に重要なのは、
「歯が残っているのに、十分なケアができていない」ケースです。

高齢者でも歯が残る時代へ

厚生労働省の歯科疾患実態調査などからも、
* 80歳で20本以上の歯を保有する高齢者は年々増加
* 義歯だけでなく、自分の歯で食事をしている高齢者が増えている
ことが分かっています。
これは非常に良い変化ですが、同時に新たな課題も生まれています。
それが、
「残っている歯が、全身の健康リスクになる可能性」です。

口腔内細菌と誤嚥性肺炎の深い関係

高齢者の肺炎の多くは、
誤嚥性肺炎が原因とされています。
誤嚥性肺炎は、
* 口腔内に増殖した細菌
* 唾液や食べ物とともに
* 無意識のうちに気道へ侵入
することで発症します。
つまり、
口腔内が不潔な状態であるほど、肺炎リスクは高まるということです。
これは歯がない方よりも、
歯が残っている方のほうが、歯周病菌などの温床になりやすい
という側面もあります。
そのため、
* 定期的な口腔ケア
* 専門的な歯石除去
* 義歯や被せ物の調整
* 嚥下機能を意識したケア
が極めて重要になります。

訪問歯科診療は「治療」だけでなく「予防医療」

訪問歯科診療というと、
* 抜歯
* 義歯作製
といった「治療」をイメージされがちですが、
実際には予防と管理が大きな役割を占めます。
* 歯周病の進行抑制
* 口腔内細菌数のコントロール
* 誤嚥性肺炎の予防
* 食事の質・QOLの維持
これらは、
ご本人だけでなく、ご家族・施設スタッフの負担軽減にも直結します。

小嶋デンタルクリニックの訪問歯科診療について

小嶋デンタルクリニックでは、
開業初期から約12年にわたり、訪問歯科診療に継続して取り組んできました。
当院の特徴は、
* 外来診療とは別に訪問専属チームを構築
* 歯科医師・歯科衛生士が連携した口腔管理
* 医科・介護職との情報共有
* 提携施設10施設以上という実績
単なる「出張診療」ではなく、
継続的・計画的な口腔管理を重視しています。
外来で培った歯科医療の質を、
そのまま訪問の現場へ届ける体制が整っています。

こんな方は、一度ご相談ください

* 最近、食事中にむせることが増えた
* 口の中の汚れや臭いが気になる
* 通院が難しくなってきた
* 家族の口腔ケアに不安がある
* 施設入所をきっかけに歯科管理が途切れている
訪問歯科診療は、
「何か起きてから」ではなく、
「何も起きないために」行う医療です。

最後に

高齢になっても歯が残ることは、素晴らしいことです。
しかし同時に、正しい口腔ケアがなければ全身の健康リスクにもなり得ます。
私たちはこれまでの訪問診療の経験を通じて、
「口から支える医療」の重要性を実感してきました。
訪問歯科診療についてのご相談は、
ご本人・ご家族・施設関係者、どなたからでも可能です。
どうぞお気軽に、小嶋デンタルクリニックまでお問い合わせください。


コジデン理事長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)

→ https://ameblo.jp/kojima-dental
インプラント専門サイトはこちら
→ https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員