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「奥歯の白い詰め物、本当に大丈夫?機能と美しさのバランスを考える」

2025/11/10

こんにちは、静岡市駿河区石田の小嶋デンタルクリニックです。

審美歯科が主流となった現代では、「白い歯=健康的」というイメージが定着し、修復治療においても白い材料を希望される方が非常に多くなっています。
保険診療の範囲でも、金属ではなくCAD/CAM冠と呼ばれる白い材料が使用できるようになり、適用の幅は年々広がっています。
しかし、忘れてはいけないのが見た目だけでなく機能性とのバランスです。
歯は噛むための器官であり、常に強い力にさらされています。特に奥歯には体重の約2倍の力がかかるといわれており、食いしばりや歯ぎしりなどが加わると、その負荷はさらに大きくなります。
どんなに見た目が美しくても、その人の咬合力や生活習慣に合わない材料を選べば、割れたり外れたりといったトラブルが起こることもあります。
大切なのは「どの材料を選ぶか」よりも、「その方にとって最適な材料を選べているか」です。

適した材料を選ぶために

修復治療の前には、
* 食いしばりの有無
* マウスピース(ナイトガード)の使用状況
* スポーツ習慣(特にコンタクトスポーツ)
* 咬合力や歯ぎしりの傾向
といった生活背景や口腔習癖を把握することが大切です。
そのうえで、セラミック・ジルコニア・金属・CAD/CAMなど、耐久性と審美性のバランスを考慮して選択することが、長期的な安定につながります。

スポーツ選手の場合

特にスポーツ選手やトレーニング愛好家では、無意識下での食いしばりが強く、奥歯の損耗が進みやすい傾向にあります。
マウスガードを装着せず競技を行うと、修復した歯が短期間でダメージを受けるケースもあります。
治療だけでなく、**予防的なサポート(マウスガードの作成など)**を同時に行うことが望ましいでしょう。

まとめ

「白くしたい」という気持ちはとても自然なこと。
ですが、“美しさと機能の両立”こそが本当の健康美です。
材料の選択に迷うときは、ぜひカウンセラーや歯科医師と相談し、ご自身の生活や習慣に合った最良の選択を見つけていきましょう。

コジデン理事長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)

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インプラント専門サイトはこちら
→ https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員