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延長ブリッジの破折からインプラント治療へ
2025/08/21
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
今回のケース
左下の延長ブリッジに痛みがあるとの訴えで来院された患者様。
初診時のレントゲン

支台歯に動揺と排膿を認め、延長ブリッジは破折していました。延長ブリッジは「失活歯を支台として負担がかかる」ため、破折や歯周病リスクが高い治療方法の一つです。今回は抜歯が適応となり、延長ブリッジを撤去しました。
治療計画
抜歯後は臼歯部3本の欠損となるため、治療の選択肢は義歯かインプラント治療です。
患者様は「固定式でしっかり噛みたい」との希望からインプラント治療を選択されました。
インプラント埋入の設計
本来であれば、35・37の2本にインプラントを埋入し、3本のブリッジタイプが理想的です。
しかし、対合歯も延長ブリッジであることを考慮し、負担を軽減する治療方針を選択しました。
治療方針
35と36にインプラントを埋入

対合の延長ブリッジは遠心ポンティックを切断し、過負荷と清掃不良を回避
結果的に「26と36の咬合関係」で噛める設計へ
術後の経過は順調で、患者様は「食事に大きな不都合はなく快適に過ごせている」と話されています。
考察
ブリッジ治療は
短期間(最短2回程度)で治療完了
比較的安価に修復できる
というメリットがあります。
しかし今回のように延長ブリッジでは支台歯に過度の負担がかかり、歯周病や歯根破折を引き起こすリスクがあります。
一方でインプラント治療は、支台歯を削らずに済み、他の歯を守ることができます。今回も「延長ブリッジによる支台歯の破折」を機にインプラントへ移行することで、残存歯の保存に大きく寄与した症例となりました。
まとめ
延長ブリッジの破折で来院
抜歯後に2本のインプラントを埋入
対合の延長ブリッジを切断し、負担軽減と清掃性を確保
現在も良好に経過中
歯を守るための最適な治療は、患者様の状況や希望により異なります。今回のように「ブリッジかインプラントか」で迷った際には、将来的なリスクも含めて総合的に判断することが大切です。
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監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


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