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高血圧症の方への治療
2024/11/16
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
歯科医院にはさまざまな方が来院されます。
全身疾患を抱えた方も多く来院し歯科治療を受けます。歯科治療では必要に応じて麻酔を使用して治療を行いますが、歯科で使用する麻酔薬剤の多くは血管収縮薬が添加されています。
この血管収縮薬の影響で麻酔後に動悸が強くなったり、少し体調不良になったりすることもあります。血圧も軽度に上昇するため高血圧症の方は慎重に投与していく必要があります。
高血圧症の治療は、一般的に内科で降圧剤を服用したり食事指導を受けたりなどの治療がメインとなります。血圧がコントロールされていると言われるのは130/80mmHg未満と言われています。安全に歯科治療を行う上でも、この数値にコントロールされていることはとても重要となるわけですが、降圧剤の内服などによってもこの数値にコントロールされない方もいらっしゃいます。
今回の患者さんも降圧剤を使用しても180/100mmHg前後推移してしまう方。日によってのばらつきが大きく歯科治療がとても難しい状態でした。
必要な歯科治療は神経まで到達する虫歯があり、神経の治療が必要な状態。麻酔をしての治療が必須ですが、この血圧だと麻酔が効かなかったり、先に挙げた血管収縮薬の影響で血圧がさらに上昇し身体に対して重大なダメージを与えかねません。
よって血圧がコントロールされていない状態での治療はリスクが高いため延期すべきですが、歯の方が急性期にある場合どうすれば良いでしょうか。鎮痛剤だけではその場しのぎとなります。
今回は静脈内鎮静法を用いました。
鎮静麻酔には鎮静効果を得られるため、直接的に血圧を下げる効果はないのですが、鎮静による心拍コントロールなどは非常にしやすい。心拍と血圧はある程度相関する面がありますので、心拍を極力あげなければ、麻酔量も減らしながら効かせることもできますし、麻酔量を減らすことができれば血圧コントロールもしやすくなります。
術中の血圧は150/80mmHg前後でしたが、心拍は上がらなく全身状態も良好。
麻酔もしっかりと効いた状態で治療ができました。
治療後、治療がすごく楽に受けれたという感想をもらったのですが、やはり普段の歯科治療では緊張やストレスに付随して心拍が増加し血圧も上がっていたのではないかと感じました。
歯科恐怖症まではいかないのですが、病院に来ると血圧が異常に上がっていく方も中にはいます。
どちらにせよ、高血圧症患者に対する鎮静麻酔法が一定の効果があることがわかります。
全身状態に不安の方がいましたら、ご相談ください。

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監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


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