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義歯が安定しない理由とは

2024/11/12

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
義歯がうまく安定しない理由はいくつかあります。
 
義歯はもともと欠損している上に置くだけのものであり、どこかに接着などするわけではありません。もちろん義歯の安定剤を使用すれば粘膜と接着するわけですが、安定剤を用いない場合は、欠損部の上に義歯が置いてある状態であるため、これを安定させるためにはいくつかの要素が大切となります。
 
– 動揺している歯がない
– 支えている歯が健康
– 顎の骨がしっかりと残っている
– 義歯の設計が小さすぎない
– 義歯の下に残根がない
– 噛む力が適正
– 口腔周囲筋が適正な強さを認める
– 唾液の量
 
このように様々な要素が義歯の安定には関わります。
 
例えば部分義歯においては、バネや引っかかる歯が出てきます。保険の金属のバネを使用する義歯においても、保険外のバネのないスマイルデンチャーにおいても、歯に引っかけるため負担がかかります。この歯に動揺がないかどうか、健康な状態かと言うのは義歯の安定性に大きく関わります。
 
動揺していたり弱ければ当然義歯は使用中に動いてしまい痛みを生じます。
 
また欠損部の顎の骨が極端にないと、義歯は平面に置くようになるので安定せずに滑りやすいです。ロール上に顎の形があればあるほど義歯は接着剤なしで安定し、平坦になればなるほど、義歯は安定しません。
 
そして義歯の設計にも大きな影響を与えます。義歯が極端に小さい場合は、当然ながら義歯は安定しません。違和感は減りますがサポートできるスペースが少ないため必ず外れやすくなります。
 
また噛む力が巨大な場合や、噛み締めの癖がある方も義歯が安定しない傾向にあります。欠損部の粘膜に負担がかかりすぎることと、噛み締めによる義歯のたわみを発生させてしまいいくら調整しても痛みが消えないと言うこともあります。
 
そもそもの力のコントロールが大切であることと同時に、義歯の適応でない可能性もあります。
 

 
調整してもなかなか良くならない状態には理由が必ず存在します。
 
気になる方はご相談ください。
 
 
 
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