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ホワイトスポットどう治療する?

2024/07/26

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
ホワイトスポットの治療で来院される方比較的多くいらっしゃいます。
 
それもそのはずで、発現頻度は5人に1人とも言われます。
 
ホワイトスポットとは、その名の通り歯に白い斑点がある状態。
 
石灰化が弱い部分だったり、脱灰が起きてしまっている部位において認めます。
 
エナメル質形成不全の一つとも言われていますが、歯の表面であるエナメル質に限局し形成が不十分な状態となっています。
 
痛くもなんともないのが特徴ですが、前歯にできてしまうと審美的に気になります。
 
白くなっているのでホワイトニングを行えば良いのではと思いがちなのですが、意外にもホワイトニングでは色が揃わず余計にホワイトスポットが目立つことがあります。
 
ホワイトスポットの色は少し特徴的なのですね。
 
着色なども含まれることもあるので複雑なコントラストとなっています。
 
ではどう治療するか?
 
方法は2つあります。
 
– 削る
– 再石灰化を促す
 
2つとも治療はシンプルです。
 
ホワイトスポット部分だけ削って、歯に近い色の材質のプラスチックで詰める。
 
範囲が広い場合は、エナメル質表面を全て削りネイルのようにセラミックを貼り付けるラミネートベニアという選択もあります。
 
ホワイトスポット部分だけ削りプラスチックを詰める方法は、1回で簡単に治療はできますが、将来的に詰めたプラスチック部分に変色をきたすことがあります。
 
変色すればまた詰めればと言う方もいますが、その度に外して詰め直すのも大変ですよね。
 
そんな再治療や、広範囲のホワイトスポット、複数の歯のホワイトスポットに対してラミネートベニアという選択があります。使用する材質はe-maxのため変色しなく審美的にも綺麗ですよね。
 
欠点としては2回という回数がかかることと、費用がそれなりにかかってくる点。
 
あとは健全なところ、ホワイトスポット以外の部分も削る必要があるというのが難点です。
 
そしてもう一つが再石灰化を促す方法。
 
ホワイトスポットの正体はエナメル質形成不全であったり、歯の表層の脱灰です。
 
再石灰化を促すことで軽度のホワイトスポットであれば、改善していることがあります。
 
特にミネラルを多く含むものが良いとされており、カルシウムやリンなどが再石灰化には有効的です。
 
私が推奨するのは、まずは再石灰化を促しそれでも気になる場合に歯を削る。
 
歯は形成不全であっても削ったら元に戻りませんので、削るのは最後の最後。
 
患者さんからもうすぐ削って欲しいと強い希望があれば行いますが。
 

 
気になる方はご相談ください。
 
 
 

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