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アバットメント破折

2024/07/13

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
インプラントのトラブルは様々あります。
 
当然避けられるもの、予測可能なものがあり、予測不可能なものもあります。
 
大半は、予測可能であり避けれることなのですがごく稀に避けられない事象が出現します。
 

 
インプラントの被せ物が脱離したと訴えて来院された患者様。
 
補綴物をフィクスチャーと連結するスクリューが緩み取れたのかなと思いました。
 
スクリュー固定を選択している場合は、被せ物をフィクスチャーとスクリューで固定されるため、スクリューの留めるトルクの強さにおいて緩むことがあります。
 
その方の咬合力など考慮しトルクをコントロールする必要があったりします。
 
しかしこれが発生するのは大抵装着して1年未満に出てくる。
 
適正なトルクで留めると咬合で緩むことはほぼありません。
 
しかし今回はスクリューではなくてよく見ると、アバットメントが根元で破折している。
 
頚部破折と言われるものです。
 
話を聞いてみると、二日間アメを舐めずにインプラント部で噛んでいたとのこと。大量にと。
 
噛み癖が強く、硬い物を頻繁に噛み砕く癖があるようで。
 
皇后による力は直接的には咬合面に働きますが、微妙にずれながら噛んでいるため応力としては頚部にかかります。その異常な応力が発生し頚部破折を引き起こしたと考えられます。
 

 
幸いフィクスチャーには影響が出ていなくて安心。
 
アバットメントの頚部破折なんて初めての体験でした。
 
こればかりは歯科医師サイド、技工サイドでどうにかなる問題ではないです。
 
良いものと言っても人工的なもの。
 
なんでも耐えられるものはありません。
 
生活指導含め考える必要がありますねと話しました。
 
食いしばりに対してはマウスピースを使用していますが、食事時には外しますからね。
 
もう本人の意識というか、極端な行為は・・・
 
しかしフィクスチャーには問題なく本当によかった。
 
他院のインプラントリカバリーなどにもできる限り対応していますのでご相談ください。
 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員