Blog
ブログ

どこまで残す?

2024/02/15

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
治療をしている中で、多くの患者さんの願いとして「可能な限り残して欲しい」があります。
 
当然ですよね。限りある自分の歯をできるだけ長く残しておきたい。
 
でも使えなくても?
 
歯は飾りではなく機能してその価値がありますので、やはり機能できない歯は残しても仕方がないのかなとも感じます。
 
歯の残し方は色々とあります。
 
本来抜歯が必要な状態であっても、
 
– 連結で残す
– 根のみにして残す
– 噛み合わせを当てないようにして残す
– 腫れてきたら洗浄しながら残す
 
色々と方法はあります。
 
しかしどれも機能的ではありません。
 
抜歯となったらインプラントや義歯にすればいいと思いがちですが、意外と本来抜歯の状態で長期間残し続けた周辺の骨は大きく吸収し、再生が難しく、インプラントや義歯を作るのに非常に難しいことがあります。感染期間が長ければ長いほど周辺の骨にも、当然身体にも悪いのです。
 
残し方は色々あるけど、もし抜歯となった時にどうするか。
 
残すにしても長期的な目線が大切なのです。
 
いざ抜歯して治療となった時に、大掛かりにならないためにも歯は常に機能的な状態でいるという認識のもと残す残さないの判断をする方が良いのかなと思います。
 
もちろん、年齢や全身状態によってもその考えは変化します。
 
寝たきりの状態で、食事も柔らかいものしか食べていない場合。歯が悪くて食べられないのではなく喉や咽頭部の筋力低下や誤嚥のリスクが高い場合などで柔らかいものにしている場合は、歯の機能はそこまで大きくないですよね。
 
口を動かす、咽頭まで確実に物を運ぶということの方が重要になるため、感染が大きくなければ残根などそのままにすることもあります。
 
その方の生活背景にもよると思います。
 
お悩みの方はご相談ください。
 

 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net