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ヘミセクションするか抜歯するか

2024/01/20

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 

 
奥歯になると複根と呼ばれ、一つの歯に対して何本か根が存在します。
 
そのため、異常が発生する時は全ての根で発生することもあれば、どこかの根のみに限局している場合もあり、他の根は大丈夫ということもあります。
 
今回も下顎臼歯部の2根存在する方で、近心根のみ歯根破折を認めました。リペアが困難な状態であるため抜歯が必要な状態です。一方遠心根は弱くはなっているものの破折や病巣はなし。
 
治療の一つである、ヘミセクションは今回の場合は近心根のみ破折しているため抜歯して、遠心根は保存。最終的な補綴は、ブリッジとなります。
 
しかし今回の課題はもう一つ。
 
ブリッジとなる場合の形成する量です。
 
手前の歯が健全であるため、ブリッジにするために健全な歯を丸々削らなくてはいけなくなります。
 
そして、ブリッジにした後に支台として残しているヘミセクションされた片割れである遠心根がどれくらい持つことができるのか。。。
 
そこがポイントとなります。
 
手前の健全な歯まで削ってブリッジにしたは良いけど、遠心根がまた破折し抜くことになるという未来も十分考えられます。もしそうなったら、今度はもう一つ奥の歯を削ってブリッジに?
 
そうなると、補綴治療が止まらなくなります。
 
患者さんと相談した上で、歯根破折した近心根と遠心根も今回はまとめて抜歯。
 
治癒後にインプラント治療とし、前後の歯を削らない方針としました。
 
この選択の方が口腔内にとっては予防的であると考えられます。
 
もし、手前の歯が以前神経をとっていたりしている治療済み歯だったら、ブリッジでも良かったかもしれませんが、今回は健全な歯。
 
長期的な予後を考えたうえでの選択となりました。
 
その方の状態によって選択する治療法は異なります。
 
気になる方はご相談ください。
 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員