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上唇小帯切除はいつ行う?

2023/03/28

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
1.6歳検診や3歳児検診での歯科検診項目にもある上唇小帯の付着状態。
高位付着と言って、上の前歯の間まで上唇小帯が入り込む場合などは切開などが必要となります。
上唇小帯を切開しなくてはいけない場合は大きく2つ。
 
・前歯と前歯の間まで強く付着してしまっている場合
・付着が強く前歯にブラシを当てるのが大変な場合
 
一般的に1.6歳で強くついていても、言葉の発達や食事などにより徐々に上唇小帯は伸びてきて気にならなくなる場合がほとんどです。
しかし3歳を越えてもまだ高位に付着している場合などはブラシを当てるのが大変になり虫歯リスクが高まってきます。
 
6際になると交換期の準備に入り、7歳ごろの上の前歯の交換時に歯肉は緩んで稀に伸びてくることがあります。
 
さて切開のタイミングはいつ?ということですが、早いに越したことはありません。
早い方がブラシが当てやすくなるため虫歯リスクが低くなるという意味ですね。
 
歯並びなどの影響が出るでないは、6、7歳ぐらいから交換期が開始されるためこの時期ぐらいを目処に切開が望ましいと考えます。
少し一般的に前歯の永久歯は発育空隙を持って「ハの字」に萌出してきます。
横の前歯や犬歯が萌出してくる事でそのスペースは閉じてきます。
そのため横の歯や犬歯が萌出してくる前には切開をしておいた方が、空隙は閉じてきます。
 
犬歯が萌出してきてもまだ上唇小帯が高位付着していると正中離開となることが多く、横の歯や犬歯の位置以上が起きる場合があります。
そのため切開のタイミングとしては7歳前後、少なくとも9歳前までの時期で切開が望ましいと考えます。
 

 
検診などで指摘を受けたことがあるお子さんは一度歯科医院に相談するようにしましょう。
 
 
 
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