ブログ
下歯槽神経に完全に触れているケース
2023/01/25
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。


親知らず抜歯を検討ということで、二次元レントゲン後に下歯槽神経にかなり近接していることがわかったため、事前にCT撮影を行いました。
すると上記画像所見。
根は2根存在しますが、そのうちの深い1根が完全に下歯槽神経に触れて巻いている状態。
抜歯後の麻痺出現するリスクがかなり高いことを説明しました。
麻痺には程度がありますが、このように完全に接し、少し巻いているケースを強引に抜歯すると神経の断裂が起こることが多く、麻痺の回復がしなくなることがあります。
下歯槽神経はあくまで知覚神経であるため、麻痺が出現し症状が完全に消えなくても症状が固定化されると言うように、慣れてしまうことがほとんどなのですが、極力麻痺は起こしたくないですよね。
今回も埋伏している親知らずの抜歯ベネフィットが、麻痺リスクを上回ることはなさそうだったので、抜歯はせずに経過となりました。麻痺を起こさずに抜歯する方法として、2回法という方法があります。
一度だけ行ったことがありますが、神経に接する根だけ残して残りは撤去する。数ヶ月後に自然に残した歯根が挺出してきて神経から離れたところで抜歯。
今回も少し考えましたが、そこまで行う緊急性もなく、確実な治療でもないことから選択せずに、反対側の埋伏歯のみ抜歯としました。
抜歯ベネフィットを考えることは、生活の質を考える上でも大切です。
何事も大局に立ち、治療内容を決定していくことが大事ですね。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
→ https://ameblo.jp/kojima-dental
インプラント専用サイト
→ https://ryu-implant.net
監修歯科医師
-
医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


054-654-1020
Web予約