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上の埋伏歯の抜歯は腫脹しやすい

2021/10/22

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

抜歯後に腫脹する要因には様々あります。
特に腫脹しやすいのが上顎の埋伏した親知らずの抜歯。

 

通常の萌出している抜歯で腫脹することはなく痛みも出ることはほとんどありませんが、上の埋伏している親知らずの場合は血流が豊富な頬粘膜周辺の切開を伴うことと、上顎洞と呼ばれる副鼻腔の1つが存在しているため、上顎洞に穿孔している親知らずなどは抜歯後に、炎症が発生することがあり腫脹します。

 

上顎洞は副鼻腔の中でも最も大きく、目の下まで空洞が存在するため上顎洞内に炎症が出ると腫脹が大きくなります。必ず治癒してきますが、抜歯翌日より二日後、三日後の方が腫脹が強くなってくる傾向にあります。

 

腫脹する場合は発熱を伴う場合が多いためできるだけ安静にすることが大切です。
また上顎洞への負担も極力減らすべきですので、鼻を強くかんだり、ストローを使用して内圧を高めることはしないようにしましょう。

 

 

割とこのような上の埋伏している親知らずの抜歯で腫脹しやすいです。
上の親知らずは抜歯後に痛みもほとんど少なく、腫脹もしにくいことが多くの方の認識としてありますが、萌出している場合や上顎洞に穿孔していない場合です。

 

抜歯前にきちんと術後の起こり得る可能性を聞いて行っていきましょう。

 

 

 

 
 

 
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員