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口蓋にできた膿瘍

2020/10/03

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

口蓋部が腫れた感じがあるため見てほしいと訴えて来院された患者様。

 

口腔内所見ではこのような感じ。

 

口蓋にプツっと何かができているのがわかります。
また薄らと膿が出てきている所見。
この部分に膿瘍ができるのって結構珍しい。

 

レントゲン所見。

 

これではイマイチはっきりとしてきません。
膿瘍部に造影剤を入れて再度撮影。

 

すると上の歯の根の先端に向かって造影剤が入っているのがわかります。

 

基本的に、上の前歯の尖端である根尖部に膿が溜まった場合は、唇側に膿が出てきます。
しかし今回は、口蓋側。

 

以前、同様のケースで口腔外科へ精査依頼をした時に出た診断名が「鼻口蓋菅嚢胞」でした。

 

鼻口蓋管、別名切歯管とも呼ばれる部位が上顎正中の切歯の裏側、口蓋部に存在するのですが、この部位に膿が溜まり大きくなることで
内側が腫脹してきます。
治療としては、基本的に全て摘出となります。

 

今回は、ご高齢の患者様ということもありどういう治療とするか。

 

確定診断までは出した方が良いと思いますので、一度紹介とさせていただいてから判断でしょうか。

 

鼻口蓋管嚢胞ではなく、通常の根尖病巣の可能性もありますからね。

 

そのような場合は、通常通りの根管治療で良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員