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骨内で感染拡大

2024/03/19

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
奥の歯肉が腫脹していると訴えて来院された患者様。
 
被せ物がされており、周辺歯肉は腫脹傾向でやや動揺あり。
 
炎症を引かせるために、腫脹部位から切開し排膿させて昔の被せ物を外してひとまず応急処置まで。
 
レントゲンでは根管治療が必要な状態となっていました。
 
根管治療を行う中で、かなり大きくなっている可能性があったためCT撮影を行うと
 

 

 
このようにかなり嚢胞なのか炎症が拡大されている状態。
 
上顎洞低が挙上されていることがわかります。
 
根管治療、外科治療、それでも炎症が消え切らなかったら抜歯の選択も。。
 
今まで痛みも何もなかったということですが、根尖病巣を作る時というのはほとんど痛みなしで進行します。サイレントキラーと呼んでもいいと思いますが、低度の慢性炎症がジワジワと年月をかけながら蓄積されてくるため、ほとんど気がつきません。
 
歯肉が腫脹したあたりでようやく違和感として気が付く。
 
口腔内診査でも虫歯があるなどのチェックでは引っかからないため、定期的な歯科検診でもわからないのが実際です。これを防ぐには定期的にレントゲンを撮影するしか方法がありませんが、二次元のレントゲンで全てわかるかというとそれも全てではない。
 
CTを毎回撮影するわけにもいかないのでできるだけ、神経をとる治療をしないというのが最善だと考えられます。
 
根管治療専門の望月先生にそのまま根管治療をお願いしました。
 
なんとか炎症が減少し、残せていくと良いと思います。
 
できるだけ早めに虫歯など治療しておきましょう。
 
 
 

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