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矯正と親知らず

2024/03/16

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
親知らず抜歯を検討する際に一つポイントとなるのが矯正を行うか行わないか。
 
矯正を検討しているのであれば事前に抜歯しておいた方がほとんどですが、抜歯のタイミングもすごく大切です。
 
矯正治療の治療計画にもよりますが、例えば抜歯矯正(上下どちらかもしくは両方の第一小臼歯を抜歯する矯正)を行うのであればそこまで、親知らずの影響はないかもしれませんが、抜歯せずに矯正を行う場合は臼歯部の後方移動やアップライト(倒れていた歯を起こす)が必要となるため、親知らずが邪魔になることがあります。
 
またせっかく良くなっても、親知らずの圧迫により元にも戻ってしまう後戻りのリスクもあります。
 
ではすぐ抜歯が必要かというと、その治療計画によりますが上顎は段階をみて抜歯、下顎は早めに抜歯という形が良いと思います。
 
上顎がなぜ段階を見て抜歯かというと、上顎骨は親知らずの後ろの骨が少ないため抜歯後の骨吸収が大きいため、抜歯後骨吸収が起きて顎の幅が短くなってしまうと歯が移動しにくくなってしまうことがあります。
 
下顎にはそれはありませんが、特に上顎では注意が必要です。
 

 
矯正を行うのであればできるだけ親知らずは抜歯した方が良いけど、抜歯するタイミングは大切です。矯正治療における治療計画をみた上で抜歯計画を立てるのが良いと考えます。
 
 
 

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