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矯正と親知らず
2024/03/16
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
親知らず抜歯を検討する際に一つポイントとなるのが矯正を行うか行わないか。
矯正を検討しているのであれば事前に抜歯しておいた方がほとんどですが、抜歯のタイミングもすごく大切です。
矯正治療の治療計画にもよりますが、例えば抜歯矯正(上下どちらかもしくは両方の第一小臼歯を抜歯する矯正)を行うのであればそこまで、親知らずの影響はないかもしれませんが、抜歯せずに矯正を行う場合は臼歯部の後方移動やアップライト(倒れていた歯を起こす)が必要となるため、親知らずが邪魔になることがあります。
またせっかく良くなっても、親知らずの圧迫により元にも戻ってしまう後戻りのリスクもあります。
ではすぐ抜歯が必要かというと、その治療計画によりますが上顎は段階をみて抜歯、下顎は早めに抜歯という形が良いと思います。
上顎がなぜ段階を見て抜歯かというと、上顎骨は親知らずの後ろの骨が少ないため抜歯後の骨吸収が大きいため、抜歯後骨吸収が起きて顎の幅が短くなってしまうと歯が移動しにくくなってしまうことがあります。
下顎にはそれはありませんが、特に上顎では注意が必要です。

矯正を行うのであればできるだけ親知らずは抜歯した方が良いけど、抜歯するタイミングは大切です。矯正治療における治療計画をみた上で抜歯計画を立てるのが良いと考えます。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


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