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ジルコニアの接着
2024/03/13
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
近年奥歯から、前歯も含めて使用されるようになってきたジルコニアと呼ばれる材質の詰め物。
インプラントにも含まれたり、ジルコニア単体のインプラントが出てきたりなどさまざまな用途は広がっていきます。
二酸化ジルコニウムと呼ばれ、人工ダイヤモンドとも呼ばれます。
何よりも圧倒的な丈夫性。
最近では審美性も良くなり、歯科補綴、修復の主役となってきています。
ジルコニアの利点は多岐に渡ります。
割れにくく、壊れにくい。
生体親和性に優れる
審美的であること
変色が少ない
汚れがつきにくいため歯周病リスクが軽減できる
このようにかなりベストに近い材質と言えます。
しかし欠点もあります。
厚みが必要となるため形成量が増えます。
よって神経のある歯においては限局的な使用となります。
そして最もな課題は接着です。
ジルコニアはレジンセメントと接着しないのです。
現在歯科で使用しているセメント(接着剤)の多くはレジンセメントです。
レジンセメントは、金属や歯質との接着は良いものの、ジルコニアとは油と水のような関係性となっています。
よって脱落リスクが高いのです。
現在は内面処理を含めてだいぶ良くなってきましたがそれでも外れる時は外れます。
素材の変更や形態の変更なども考えなくてはいけません。
良いものでも一長一短あります。気になる方はご連絡ください。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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