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早い段階での抜歯

2023/10/21

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
親知らずは抜歯するなら早い方が良い。と聞いた方も多いと思います。
 
これは実際、本当となります。
 
理由としては、使われていない期間が長く埋まっていると癒着してしまう可能性があるためです。
 
歯は、歯根が骨に直接くっついているわけではなく歯根膜という膜を介してくっついます。
 
この歯根膜はある一定の刺激により機能するため、刺激がないと退化してしまいます。
 
退化してしまうと歯根は骨と癒着してしまう傾向があります。
 
成長期や萌出期であれば骨に埋まっていても歯根の成長とともに歯根膜は活動的なのですが、それ以降埋まったままだと退化していきます。
 
少しでも出てきており、咬合などの刺激があればまた違うのですが全くない埋伏している状態だと退化し癒着していき、いざ抜歯するとなると抜きにくいということになりかねません。
 

 
まだ20代の方のレントゲン写真。
 
親知らずの歯根はまもなく完成という時期。埋伏していますが実はこの状態の方が抜きやすいです。
 
ではどれくらいで癒着してしまうかというと、埋伏状態で10年以上経過している場合に認めるようになると言われます。もちろん個人差があるため必ず癒着してしまうということも言い切れません。
 
CTなどにより癒着の疑い状態なども把握することができます。
 
親知らずの抜歯を検討しているのであれば、早い方が術者側としては楽チンなのが実際です。
 
もちろん癒着している方の抜歯も行なっていますので、親知らずでお悩みの方はご連絡ください。
 
 
 

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