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CAD/CAM冠とセラミックとの違い 

2023/02/18

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
保険診療でCAD/CAM冠の範囲が拡大され、インレーサイズでも保険が可能な部位が増え、今まで銀歯であったところにも白い補綴物が入れることができるようになりました。
もちろん、部位や材質によっては保険でも不可能な部位がありますので随時確認が必要です。
 
多くの方が保険で白くできるのであれば…ということでCAD/CAM冠を選択される方が比較的多くいらっしゃいます。
 
そこでよく患者さんから同じ白なら保険でいい、ということをよく耳にします。
 
同じ白なら…実は保険のCAD/CAM冠と、セラミックでは大きく異なる点が多数あります。
まず一点目は硬さにあります。
CAD/CAM冠は信じられないほど柔らかいです。

 

元々CAD/CAM冠はハイブリッドレジンと呼ばれるプラスチックに少量のセラミックが混ぜられた材質。そのため擦り減りやすく奥歯に使うと高さがどんどん低くなります。
セラミックの硬さは、歯と同程度もしくは歯より硬いため早期に擦り減ることはほとんどありません。
 
二点目は詰め物の色。
CAD/CAM冠は一見白く見えますが徐々に変色していきます。素材がプラスチックであるため吸水性が高く色が変わっていきます。
一方セラミックはほとんど変わりません。
 
CAD/CAM冠の最大の欠点は柔らかさだと思います。奥歯など擦り減りやすい場所に使用することで奥歯の高さが低くなり、前歯にも影響が出てきます。できるだけ奥歯の高さは保っておくことが本来治療においては大切なこととなります。

 
CAD/CAM冠は部位によっては適応も十分良いところもあります。検討している方はご相談ください。
 

 

 

 

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