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歯胚抜歯は矯正治療において選択肢の一つ
2022/12/16
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
歯胚抜歯という言葉をご存知でしょうか。
歯胚抜歯とは、簡単に言うと歯が萌出する前の段階での抜歯となります。
歯胚とは歯の芽と思っていただいていいと思います。この歯胚が存在することにより歯は形成され萌出してきます。
基本的に歯胚がなければ歯は完成することも存在することもできません。
子供の頃に全体的なレントゲンを撮影すると、永久歯の歯胚が確認できたりします。
当然歯の形もまだされていない形成途中であるため、歯胚は簡単に取ることができます。
矯正のため親知らずが将来的にも不要である場合は、歯胚の状態で抜歯することはよくあります。
矯正医より歯胚抜歯を依頼されて抜歯しました。
歯胚は完全に骨の中に入っているため、切開して一部歯槽骨を削らなくてはいけません。
抜歯時間は15分弱で終了しますが、子供は血流も良く翌日は結構腫れます。
痛み自体は数日で消失していきます。
小児のうちに親知らずなど歯胚抜歯を行うことは矯正治療を行う上では有効であり、海外では予防歯科の一つとして歯胚抜歯を推奨している歯科医師もいます。個人的には、予防歯科で親知らずの歯胚抜歯は段階的にちょっと違うかなと懐疑的ですが、矯正治療を行う上では有用であると考えています。
歯胚抜歯は矯正治療において選択肢の一つです。
保険外での抜歯となるのでご相談ください。
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