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歯肉腫脹の原因に降圧剤の可能性も

2022/12/14

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
頑張って歯を磨いているんだけどなかなか歯肉が引かない。
歯周治療を開始して、歯石も順調に除去。だいぶ状態は良くなっても歯肉がなかなか引いてこない状態。
全身的な服薬として長期間の高血圧による降圧剤の服薬がありました。
 
歯肉の腫脹の原因として薬物性歯肉増殖の可能性がありました。
いわゆる薬の副作用として、歯肉に出てくる副作用として歯肉増殖があります。
 
けいれんを止める抗てんかん薬のフェニトイン(商品名:アレビアチン、ヒダントールなど)、高血圧治療薬のうちカルシウム拮抗薬(商品名:ニフェジピン、アダラート、アムロジンなど)などが歯肉増殖が起こる可能性があるとされる薬剤。
 
ちなみに、歯肉肥大は、若い人ほど、また服用量が多いほど重症になる傾向があります。
 

 
今回は若い方で長期間服用していたので歯肉腫脹が顕著なのではないかなと考えられます。
内科の先生と対診を行い、薬剤の変更ができ歯肉の腫脹も少しずつ改善傾向。
 
いきなりは変化してきませんが、徐々にブラシで出血もしなくなってきました。
薬を変えてから特に血圧の変動も悪くなく体調的にも問題なし。
 
歯肉を治療することも大切ですが、歯肉だけのために血圧をコントロール不良にするのはあ本末転倒ですから必ず内科的疾患が変更した薬で状態が維持できていることがとても大切です。
医科歯科との連携で改善できることは非常に多く存在します。
多角的に総合診療をしていきます。
 
 
 
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