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下歯槽神経を圧迫した親知らず
2022/11/12
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
親知らず埋伏抜歯ケース。
日々、埋伏抜歯は行っていますが実際下歯槽神経に触れていたりしているケースは年間でも数%程度です。
初診で撮影する二次元のレントゲンであるパノラマエックス写真で確認したのち、神経に近接していそうな場合はCT撮影を行い必ず確認します。
今回抜歯したケース。
このような状態で親知らずが神経を圧迫していました。
埋伏も結構深い位置で埋伏。
埋伏抜歯は手順通り、歯冠を露出まで頬側の骨を一部削合し、歯冠を分割撤去。
続いて歯根を撤去します。
しかし今回のように下歯槽神経が真下にあり圧迫しているケースでは、歯根を抜去する際に強い力をかけたり無理に引っ張ったりすることで神経が挫滅してしまったり切れてしまうリスクがあるため、歯を出来るだけ小さくしたのち神経が圧迫されないように方向を変えて撤去しました。
これでも麻痺は最初は軽度に出るかもしれませんが、回復する可能性は残せる。
最初から神経に触れてしまっている親知らずの抜歯において、抜歯後の麻痺リスクをゼロにすることはできませんが、離断さえしなければ回復する可能性もあります。
神経に近接した親知らず抜歯も当院では精査したのち対応するようにしています。
お悩みのある方はご相談ください。
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