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お子様の外傷への対応
2022/07/08
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
活発な子供達において日々発生する転倒。
その中で、転倒しぶつけたりすることにより口腔内を裂傷並びに脱臼などが起きることがしばしあります。
当院でもほぼ毎日そのような患者さんが来院されます。
多くは裂傷。
口腔内には歯という硬組織が存在するため、舌や口唇、頬粘膜などの軟組織が裂傷しやすいのです。
裂傷すると受傷直後は出血します。
しかし口腔内は、かなり深いところに動脈などが存在するため、表面的な裂傷であればほとんど数分の圧迫で止血することが多いです。
まずは、出血したらガーゼなどにより圧迫して止血させましょう。
うがいなどを何度もしていると出血は止まりませんので、確実に創部を圧迫することが大切です。
部分的な裂傷であれば良いのですが、裂開ということもあります。
自分の歯が原因で粘膜が大きく裂開することはあまり考えにくいのですが、間違ってガラスを口に入れてしまったり、口の中で何かが割れてしまったりなど、そのような時に、10mm以上裂開した場合は、縫合することがあります。
出血量と、裂開した状態により縫合するかしないかの判断をしますが、出血が多く、裂開した創がうまく合わさらずに動くなどの状態であれば麻酔して縫合します。
次に歯の状態。
歯が脱臼などで抜けてしまっていれば状態によっては戻すことがあります。
しかし年齢によって、乳歯の場合など無理やり戻すことにより後続永久歯の成長にマイナスとなる可能性や、周辺骨の成長不全につながることもありますので、乳歯の脱臼後の再植は慎重に判断しています。
このように外傷への対応はその都度状況によって変わってきます。
気になればまずは歯科医院にいき判断を仰ぐことが大切です。
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