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サイナスリフト

2022/07/05

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
上顎のインプラントで課題となるのが骨量。
インプラント治療を成功させるためには、噛むことと清掃性を考慮した理想的な補綴(被せ物)のポジションにインプラントを埋入することが大事です。
それに合わせて骨を作ったり、歯肉を作ったりしていきます。
 
上顎の場合は、骨がなくなりやすいのが特徴。
海綿骨と呼ばれる骨が多く、炎症の進行によりこの海綿骨は吸収しやすく、また上顎洞と呼ばれる副鼻腔が下がってくるため総じて骨量不足になりやすいのが十歳です。
 

 
上顎欠損部インプラント希望で来院された患者様。
CTを撮影すると既存骨が1mm程度でありこの状態ではインプラント埋入が不可能な状態です。
インプラント埋入するためには、ショートインプラントと呼ばれる短いインプラントだとしても8mmは必要。
よって骨造成が必須になってきます。
 
このように上顎洞が下がり骨がない場合は、上顎洞の位置を上に挙上させて骨を作成します。
この方法をサイナスリフトと呼ばれます。
上顎の臼歯部欠損において、このサイナスリフトはインプラント治療のおいてほとんどのケースで行うことが多いです。
 
稀に、サイナスリフトが必要なくインプラントを埋入できることもあります。
骨が十分ある場合や、傾斜埋入など上顎洞を避けて埋入する場合などです。
 

 
サイナスリフトを実施しました。
サイナスリフトの方法は2種類あり、ラテラルウィンドウテクニックと呼ばれる横から開ける方法と、バーティカルテクニックと呼ばれるインプラント埋入部位より挙上する方法の2つあります。
今回は、バーティカルテクニックを実施しました。
 
上顎のインプラント治療において骨不足で諦めている方など、一度ご相談ください。
 
 
 
 
 
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