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フィステルの位置

2022/06/25

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 
歯肉が腫れてきたと訴えて来院された患者様。
以前より腫脹を繰り返す部位であったが、少し腫脹が元に戻らない状態になってしまっているとのこと。

 

 

一見なんともなさそうなレントゲン写真。
実際口腔内には、フィステルと呼ばれる瘻孔が存在しています。
瘻孔とは、歯肉や粘膜に膿を出すための穴が自然に開いて膿が出てきている状態。

 

 

この位置周辺に瘻孔が存在していました。
このフィステルの位置によって病変が異なることがあります。

 

大臼歯部のフィステルにおいて、今回のように歯冠側に存在する場合は分岐部病変がまず疑われます。
根尖病巣の場合は、フィステルの位置がもう少し根尖側に位置しています。
しかし歯冠側にあるというのは、もちろん根尖病変が原因の可能性もありますが、分岐部病変の可能性もあるということになります。
鑑別診断としては、神経が生きているかどうかが一つ参考になります。

 

今回も電気診にて精査すると神経が生きている反応がありました。
麻酔して、分岐部探索していくとやはり根尖には繋がっていなく、分岐部に肉芽組織が存在。

 

分岐部を掻爬して経過をみていきます。
フィステルはフィステルでも出来上がる位置によって、診断名が変わってくることがあります。
腫脹が気になったら放置せず、まず歯科医院に相談していきましょう。

 

 

 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員