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上顎第一大臼歯の炎症と上顎洞 

2022/06/23

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
歯や口腔内は、炎症を放置することで他の組織にも影響を及ぼすことがあります。
マクロ的には、細菌感染の全身への影響。
口腔内は体内への入り口でもあるため、口腔内細菌が増加することにより全身へ細菌が入っていきます。
 
よく例に挙げられるのが、心臓や肺などへの影響。
心内膜炎や肺炎など、細菌感染による炎症の原因菌として口腔内細菌が原因とされていることもあります。
またリンパ節への細菌侵入による全身への影響などの報告もあります。
 
そしてミクロ的には、周辺組織への影響。
特に上顎においては、副鼻腔が存在しており特に上顎洞への感染があります。
上顎第一大臼歯部において、感染が進行することにより容易に上顎洞に感染を引き起こします。
 

 

 
このように、上顎第一大臼歯の破折及び根尖病巣が原因で上顎洞に感染を引き起こします。
早期抜歯を行い、まずは上顎洞炎を治すことが最優先。
その後に、骨の回復を促すという流れになります。
 
口腔内の炎症は出来るだけ早期に治療を行うことで、全身的な影響を抑えることができます。
早めに治療を受けるようにしていきましょう。
 

 

 

 

 

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