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上顎第一大臼歯の炎症と上顎洞
2022/06/23
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
歯や口腔内は、炎症を放置することで他の組織にも影響を及ぼすことがあります。
マクロ的には、細菌感染の全身への影響。
口腔内は体内への入り口でもあるため、口腔内細菌が増加することにより全身へ細菌が入っていきます。
よく例に挙げられるのが、心臓や肺などへの影響。
心内膜炎や肺炎など、細菌感染による炎症の原因菌として口腔内細菌が原因とされていることもあります。
またリンパ節への細菌侵入による全身への影響などの報告もあります。
そしてミクロ的には、周辺組織への影響。
特に上顎においては、副鼻腔が存在しており特に上顎洞への感染があります。
上顎第一大臼歯部において、感染が進行することにより容易に上顎洞に感染を引き起こします。


このように、上顎第一大臼歯の破折及び根尖病巣が原因で上顎洞に感染を引き起こします。
早期抜歯を行い、まずは上顎洞炎を治すことが最優先。
その後に、骨の回復を促すという流れになります。
口腔内の炎症は出来るだけ早期に治療を行うことで、全身的な影響を抑えることができます。
早めに治療を受けるようにしていきましょう。
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監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


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