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歯を失う原因の大きな要因の一つである歯周病の進行について
2021/04/27
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
歯を失う原因の大きな要因の一つに歯周病があります。
口腔内の全ての治療において歯周病をしっかりと治療を行っていないと全ての治療において何かしらのエラーが出る可能性があります。
歯周病の治療をしっかりと行っていない状態で欠損部の治療や、虫歯の治療のみを行うと以下のようなことが起きる可能性があります。
・虫歯治療で治療した部位の詰め物や被せ物の脱離
・詰め物や被せ物の不適合
・インプラントの脱落リスク
・義歯作成も、早期の義歯不適合や修理の必要性

歯周治療が終了し、口腔内の状態が改善されてからその他の治療に移行するというのが歯科治療の基本大原則になります。
しかし、歯科治療の多くは「欠けたところを治したい」「虫歯で穴が開いているところを治したい」このように明確に主訴のある部分の治療がメインとなります。これは患者さんからしたら必然です。
そして歯周状態が例え悪かろうと、症状がないことも多いのが実際です。
余計に「なぜ虫歯を治しに言って、歯石や歯周治療で何度も通院するの?」と感じてしまいます。
当院では、主訴部位の治療を行いつつも全ての患者様に歯周治療の必要性を説明させていただいております。
痛みなどの症状や緊急性を要しない場合は出来るだけ歯周治療を優先させて治療させていただいております。
そのほうが長期的に予後もいいですし、治りが非常に綺麗になります。
例えば、虫歯の治療一つにおいても、歯肉が腫脹している方の治療は非常に難しい。
詰め物の接着や型取りにおいても、歯をしっかりと乾燥し接着環境をよくしたり、型取りを明示しやすくする必要がありますが、歯肉が腫脹している場合などは治療時に風をかけただけで出血し、術野を悪くすることがあります。
当然接着は弱くなるため再度脱離する可能性が高くなる他、明示も悪いと不適合を招く可能性もあります。
先に歯周治療で歯肉の状態を改善しておけばこのようなことはありません。
口腔内は常に細菌がいます。
この細菌をしっかとコントロールすることが大切となってきます。
口腔内全体をしっかりと治療して行くようにしましょう。
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監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


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