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親知らず抜歯の条件

2021/04/26

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

親知らずの抜歯希望で来院される患者さまが非常に多くいらっしゃいます。

 

通常に萌出している親知らず、埋伏している親知らずなど様々な親知らずを当院では抜歯しています。

 

初診で来院され当日抜歯希望で来院される方も多いのですが今一度ここで当日親知らずの抜歯が可能な条件を整理しておこうと思います。

 

・腫脹を伴う炎症がない状態
・明らかに上顎洞や下歯槽神経から距離がある状態
・抜歯後当日もしくは2、3日は安静が確保できる状態である方

 

その他においてもありますがパッと思いつくのはこんな状態です。

 

腫脹を伴う炎症がない状態というのは、腫脹する状態というのは細菌が歯肉の中に入り込んでしまい起こることですのでその状態で麻酔をして抜歯をしてしまうと細菌が血流に入り込み抜歯後に体調不良などを起こしてしまう可能性が高いです。
菌血症と呼ばれるもので、細菌数が多い部位での観血的な治療は細菌感染を助長させてしまうリスクがあります。

 

さらに、そのような炎症がある場合は麻酔が全然効かない・・・
炎症があるときは、酸性になっているため麻酔が効きにくいのが実際です。

 

また上顎洞や下歯槽神経から距離がある場合は問題ないのですが、距離がない場合は事前にCT撮影などを行い術後リスクをしっかりと確認し説明してからの治療が望ましいためすぐは行いません。

 

抜歯後は腫脹する可能性や、疼痛が出現する可能性があるため翌日から旅行に行くからとか、数日後に大切な予定があるからという状態での抜歯はお勧めしておりません。

 

再感染リスクもあり、その場合最悪入院となることもありますので、安静できる日を確実に選択するようにしましょう。

 

抜歯は緊張するためある程度勢いで抜歯を希望される方も多いですが、きちんと術後のことも考えて計画することがとても大事になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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