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先天欠如どうする?
2021/03/18
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
今年4月から中学生の患者さん。
前歯の審美回復を訴えて来院されました。
実は以前もブログで取り上げたレントゲン。
このレントゲンみてどこが問題なのかわかりますか?
丸で囲った部位、永久歯が先天欠如しています。
その数6本。
今回、右上の前歯の残存している乳歯の擦り減りによる審美障害を訴えて来院されました。
年齢は12歳。
成人であれば抜歯してインプラントなどの処置が適切ですが、年齢的にそうもいきません。
レントゲンをみて確認できるように、乳歯の歯根も短く長期的には持たない可能性も高いです。
今回はひとまず卒業式の写真撮影用で良いということのため、付け前歯のような形で削らずにキャップのように作って装着しています。
下の歯が食い込んでくるため今後脱落もしくは破折リスクが高いため本格的な審美回復をするには完全な補綴治療が必要となりますが、歯根が短く長期的に保存は困難であることが考えられます。
成人になりインプラントを含めた治療が必要ですが、何歳まで補綴した歯が持つか。
もし、成人になる前に前歯が抜けてしまったら選択肢としては義歯しかなくなってしまうのか。
非常に悩ましいです。
しかし、先天欠如をこの段階で本人や家族が知っておくと、今後の準備ができるので良いと思います。
インプラントとなった場合の費用負担など含め、事前に準備ができる。
出来るだけこの乳歯の状態で長く残してあげるのが今できる最善であるので私ども対応します。
小さい頃から歯科に通院しておくことのメリットは大きいです。
一度歯科医院でチェックするようにしましょう。
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