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残したくない親知らず

2021/02/25

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

親知らずは積極的に抜歯した方がいい場合と、抜歯しなくてもいい場合があります。

 

積極的に抜歯した方がいい親知らずとしては

・矯正治療を行う
・大きく虫歯に罹患している
・手前の歯に影響を与えている
・痛みが強く出ている
・噛み合わせがない親知らず

 

このような感じです。

 

今回虫歯の治療と、親知らず抜歯を検討されて来院された患者様。
親知らずは痛みはないけれども、物が入りやすく状態が気になるとのこと。

 

埋伏しているわけではないですが、横に萌出し引っかかっています。

 

基本的には歯は、手前に倒れながら真っ直ぐ立ってくるように萌出してきますが、親知らずの場合は手前に歯があるほか後ろにスペースがないため起き上がれないことが多く、このように水平の状態で止まってしまうことが多いです。

 

結論から言うと、この親知らずは抜歯した方がいい親知らずの一つです。
理由としては

 

・咬合関係を構築していない
・手前の歯とスペースが存在し細菌が侵入する可能性が高い
・虫歯、歯周病リスクが高い
・清掃が困難

 

このような理由です。
親知らずを残すことで将来的に移植で使えるからという考えもありますが、きちんと管理していれば将来的に抜歯となる歯はありません。

 

移植で使えるから残すという選択をする場合、将来的に抜歯となってしまう歯があるという前提であればいいと思いますが、今回の口腔内では親知らずがある方が、他の歯をダメにしてしまう可能性の方が高いと考えられます。

 

抜歯に関しては、歯科医師とよく相談して決めていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員