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痛くなったら行く、その結果訪れること
2021/02/24
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
痛みというのは個人差があり、痛みに対して敏感な方も鈍感な方もいます。
特に口腔内の領域に関しては、虫歯の存在を理解していても痛みが出ても「意外と我慢できてしまう」という方が多いのではないでしょうか。
また痛みも持続してずっと鎮痛剤を飲まなくてはいけない状況であれば流石に歯科医院にいきますが、数日や数時間程度であればとりあえず鎮痛剤飲んで放置してしまうパターンも多く見受けられます。
今回のケースを部分的に見ていきたいと思います。
右上の痛みを訴えて来院された患者様。
歯科医院には痛くなったら行くという形で、ある程度の痛みは放置していたとのこと。
まず主訴の部分
虫歯の進行により神経まで虫歯が到達してしまっていることがわかります。
この状態だと神経の治療をしないとなかなか痛みが取れてきません。
注目すべきは、虫歯もそうですがこの骨吸収。
歯周病の高度進行です。
レントゲンでも確認できる歯石様の所見。長年放置した結果、レントゲンでも写るような硬い石灰化度が高い歯石になっています。これらが全顎的に確認でき周辺歯槽骨が吸収してしまっています。
この方は、歯周病の治療をしなくてはこの数年で歯が動揺して、自然に抜けてきてしまう可能性もあります。
ここも神経まで到達している所見ですが、痛みはもう通りすぎたとのこと。
虫歯が神経まで達し、神経が自然に死んでしまったようです。このまま放置すると感染が根尖部に到達し抜歯リスクがどんどん向上してしまいます。
このように、痛くないからいかないという判断で、歯周病の進行や、虫歯の進行を見逃してしまい気がついた時には、抜歯が必要になったり、神経を取らなくてはいけなくなったりすることがあります。
口腔内の領域は急に何か進行してしまうということはあまりありません。
少なくとも1年に1回は歯科医院に行き状態をチェックし、歯周病のケアを受けるようにしましょう。
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