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口腔衛生管理体制加算とは?
2020/07/07
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
先日、提携している介護施設の施設長より、「口腔衛生管理体制加算」について相談を受けましたので本日はそのお話をします。
口腔衛生管理体制加算は、施設入所者の口腔ケア・マネジメントに係る技術的な助言や指導を介護職員が受けて、入所者の口腔ケアの質を向上させる体制を整えることによる加算になります。
類似の加算として口腔衛生管理加算というものがありますが、これは入所者に口腔ケアを実施した際に加算されるもので、施設に従事する介護職員を対象に、指導や助言を行うことによって加算される口腔衛生管理「体制」加算とは別の加算です。
この口腔衛生管理体制加算には、入所者の口腔衛生管理の体制強化を図り、発熱や肺炎などの病気の予防や口腔内の病気を予防する目的があります。
この加算の算定は、クリニック側が算定するのではなくて、施設側が算定するものになります。
この口腔衛生管理体制加算の算定には、歯科医または、歯科医の指示を受けている歯科衛生士が、介護職員へ毎月1回以上口腔ケアに関わる技術的助言および、指導をしている必要があります。
当院においては、訪問専属の歯科衛生士が、施設の介護職員向けに、月1回実際の入居者様の口腔ケアを一緒に行い、注意点やポイントなどを確認し指導し行なっています。
このように、この口腔衛生管理体制加算は歯科医院の協力が得られれば、施設側が算定できる項目であります。
正しい口腔ケアを介護者側が学ぶことは、入居者の方の発熱や、肺炎防止に大きな効果があります。
抵抗力が落ちてきている高齢者の方の集団生活において、一人の発熱、肺炎管理は非常に大切な項目になります。
適切な口腔ケアによる、発熱の減少などのエビデンスに基づくメリットはかなりありますので、是非実施してもらいたいものです。
施設の担当者の方々、ご質問がありましたらご連絡ください。
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