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矯正治療か補綴での修正か
2020/06/05
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
歯並びを気にされる方は非常に多くいらっしゃいますよね。
しかし、矯正治療となると期間が長くなるほか、日常生活でもしばらく気をつけなければいけなく大人になるとなかなか取りかかれないという方も多くいらっしゃいます。
できる限り数日で全て終えたいという希望を持つ方がほとんどです。
そんな魔法の方法があるのかと言われれば、「ない」のですけど、見せかけの方法で歯並びをよくする方法はあります。
芸能人の方が、短期間で極端に歯を白くする場合や、歯の形を変える場合は歯を削って理想の歯並びを被せ物で作ります。
この場合だと回数は1回から3回ぐらいで終わってしまいます。
見た目は非常に綺麗になっています。
しかし、見える部分のみ被せ物で改善されているため基本的に、噛み合わせや、歯根の位置は変わっていません。
そのため、強引にこのような治療を行うと、将来壊滅的になることが非常に多くあります。歯周病の高度な悪化、歯根破折など・・・
ですので、歯並びが気になるという方は基本的には矯正治療がベストになります。
切端咬合を治したいと来られた患者さま
出来るだけ矯正はしたくないと訴えていました。
よく診ると、問題は切端咬合の問題だけではなく、奥の臼歯部も反対咬合になっています。
この切端咬合に対して矯正治療ではなく、ラミネートベニアなどを選択してしまうと、おそらく早期にラミネートベニアの破折を伴うことが予想されます。
それに、下顎前突はやはり治しておかないといけません。下顎前突による反対咬合の方の将来の永久歯の残存歯数は、正常咬合の方と比べてかなりの差があります。
反対咬合というだけで、歯を失うリスクがめちゃめちゃ高いんです。
矯正治療期間の3年を長いと捉えるか、将来的な欠損を受け入れるのか。
見た目だけ綺麗にするだけではやはりいけないと思います。
包括的に考えた治療を提供しなければいけないと感じます。
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