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誤嚥性肺炎と口腔ケア

2020/04/23

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

 

新型コロナウィルス撲滅のため様々な社会活動が制限されています。
「8割減!」ということで接触機会を減らすよう皆がそれぞれ努力しています。

 

 

嬉しいことに歯科医師会業務がほとんどなくなりました。普段からいらなかったのではないかと思ってしまうほどスマートになっています。

 

 

歯科診療においても、緊急性のない治療はコントロールしており、コジデンでも予約人数をかなり制限して診療中です。特に外来における歯科衛生士さんの業務は一旦自粛させました。
これも人々の活動量を抑えるためです。

 

 

そして高齢者と基礎疾患を持つ方は、新型コロナウイルスに罹患すると重症化しやすいので、施設や、ケアマネさんと連絡を取り、口腔ケアを一旦延期にしている施設もあります。

 

 

ただ、WHOも発表している通り、今回のコロナウイルスの終息はまだまだ時間がかかりそうな状況で、緊急事態宣言も、GW明けでの解除はほぼ無理そうな状態ですよね。

 

 

そうなってくると心配なのが、高齢者の方の口腔内。

 

外来の方ももちろん心配なのですが、外来の方は状態不良になれば最悪自身で急患で来院することができますが、訪問診療の対象となっている方は、そうはいかない。

 

 

高齢者の死亡原因の上位である誤嚥性肺炎。

 

口腔内を清潔にしておかないと、誤嚥した際に非常にリスクが高まります。

 

 

さらに、免疫力も低下している高齢者。
誤嚥性肺炎を予防するためには口腔内環境を整えることが大切。

 

経管栄養の方も、常在菌がいますし、唾液の分泌量が少ないため口腔内ケアはとても重要なのです。

 

 

そんな高齢者の在宅診療での口腔ケアが今ほぼ行われていません…。

 

 

非常に心配です。
本当に口腔ケアは不要不急なのでしょうか。

 

 

不要不急なことが、既存の疾患を助長させていく可能性もあります。

 

 

 

 

施設には、歯科医師におけるチェックは継続して行い必要に応じて、歯科医師における口腔清掃を行うことを伝えています。

 

 

いち早く、終息を願うと同時に、終息の目処が全く立たないのであれば、感染対策をしっかりと行いながら、口腔ケアを含めた歯科医療を再開していく必要があるのではないかと、強く思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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