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奥歯はどこまで入れるか
2024/05/15
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
奥歯を複数欠損した場合に、何本入れるかと課題になることがあります。
通常で考えれば奥歯は2本。
奥歯は大臼歯という前提で、第一大臼歯と第二大臼歯の2本。親知らずは咬合に参加していない場合もあるので親知らずを抜いてそこに歯を入れるという考えは基本的にはありません。

右下欠損部に対する補綴処置を訴えて来院。
第一大臼歯、第二大臼歯の2本欠損していますが、2本入れるでしょうか。

インプラント後補綴が終了したレントゲン。
右上は既に第二大臼歯を抜歯しており、実際咬合に参加できるのは第一大臼歯まで。
よって、下顎も2本欠損していますが、第二大臼歯は必要ないと考えられます。
歯の本数も咬合状態によって考えるべきであり、欠損に合わせて入れるというのは正解のようで正解ではないことがわかります。
ちなみにこのケースで下顎のみ2本埋入してしまうと、奥のインプラントは全く噛まずになぜあるのかという問題と、磨く必要があるのでその手間とインプラント周囲炎の原因にもなります。
咬合状態に合わせて本数を決めていくようにしましょう。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
→ https://ameblo.jp/kojima-dental
インプラント専用サイト
→ https://ryu-implant.net
監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


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