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顎下腺唾石
2024/01/16
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
歯科において上記のようなパノラマエックス写真でわかることがある疾患。
唾石症。
あまり馴染みがないかもしれませんが、尿管結石や腎結石などの言葉は聞いたことあると思います。いわゆる石が詰まっている状態。
口腔内においては、唾液を出す、唾液腺領域で出現することがしばしあります。
唾石とは唾液腺からの唾液中にカルシウムやその他の成分が析出してできる小さな結石(石)が、唾液腺の管に詰まることによって引き起こされる疾患です。
症状としては痛みを伴う場合があります。
ほとんどが無症状で経過することがありますが、唾液腺の管が詰まることで唾液がうまく排出されずに腫脹し痛みを引き起こすこともあります。
また大きな特徴としては食事時の腫脹。
食事を摂ることで唾液の分泌量が増えるためこれにより痛みが誘発されることもあります。
唾石の原因としては、カルシウムやリンなどの成分が唾液中に過剰に存在することが、唾石の形成に関与すると考えられています。脱水症状も一つポイントとして考えられたりします。
治療としては急性期であれば投薬などで経過を見ることがありますが、唾石が大きかったり、症状が悪化する場合は摘出術が適応されていきます。
特に顎下部で出現することの多い唾石症。
気になる方がいましたらご相談ください。
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