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ホワイトニング歯磨き粉は効果がある?危険性や歯科医院の施術との違い

2023/10/25

白く美しい歯に憧れるけれど、高額な費用をかけられない、通院する時間がないなどの理由で諦めてしまう方も多いでしょう。

最近では磨くだけでホワイトニングができる、魔法のようなホワイトニング歯磨き粉が多く出回っています。

ただし、成分を知らないままホワイトニング歯磨き粉を使ってしまうと、効果が出なかったり歯が傷ついたりする危険性があり注意が必要です。

この記事ではホワイトニング歯磨き粉について、成分や歯科医院によるホワイトニングとの違いを解説しています。
歯を白くしたいと悩んでいる方、ホワイトニング歯磨き粉の危険性を知りたい方は参考にしてください。


歯が黄ばむ原因

黄ばみが気になると、人前で歯を見せて笑うのが恥ずかしかったり、口を開くのが怖くて無口になってしまったり生活にも影響が出るでしょう。

歯が黄ばむ原因は、外因的要因から内因的要因までさまざまで、一概に生活習慣が原因とは言えません。
歯の黄ばみを改善するためには、まず黄ばみの原因を理解することが重要です。

生活習慣

黄ばみの原因の1つが、食べ物や飲み物の色素です。

食べ物や飲み物に含まれたポリフェノールなどの色素は、唾液中にあるたんぱく質と結合し、歯の表面(ペリクル)に付着して歯を黄ばませます。
気付かないうちに、毎日の食事で着色汚れが溜まってしまっている方は多いでしょう。

歯の着色汚れを起こしやすいのは、コーヒー・紅茶・ワイン・チョコレート・カレーなどです。
飲食後にうがいや歯みがきをすると、予防効果があると言われています。

また、タバコのヤニも黄ばみの原因です。
喫煙者の方は、タバコが原因で歯が黄ばんでしまっている可能性があります。

原因となる生活習慣を見直すのも、歯を白くする方法の1つです。

加齢

歯の色は、象牙質の色とそれを覆うエナメル質の厚さに左右されます。
象牙質は黄色っぽい色をしていて色には個人差があるほか、エナメル質の厚さにも個人差があります。

生まれつき歯が黄色っぽい方、白くきれいに見える方など、歯の白さには個人差があるのはこのためです。

年齢を重ねると象牙質を覆うエナメル質がすり減っていくほか、象牙質が厚くなっていき、歯が黄ばんでいきます。
また、毎日の食事や喫煙で歯に付着した色素の蓄積も、年齢と共に歯が黄ばむ原因です。

加齢とともに歯の表面には細かな傷が増えていきます。

色素は傷があると内側まで浸透しやすく、落ちにくくなるでしょう。

磨き残し

歯垢や歯石は歯を黄ばませる原因の1つです。

磨き残しがあると、歯茎や歯に食べかすが残ります。

食べかすは歯垢や歯石となり、細菌を繫殖させる原因となるほか、歯の表面が溶ける「脱灰」を起こす原因にもなります。

毎日歯を磨いていても、歯間など、細かいところまで磨けていない方は多いでしょう。
歯垢や歯石の蓄積と、脱灰によるエナメル質の減少が歯を徐々に黄ばませます。

また、歯垢や歯石などの汚れは黄ばみになるだけでなく、虫歯や歯周病のリスクを高めます。

健康的で白い歯を保てるよう、歯磨きや歯間ブラシで、できるだけ隅々まで口内の汚れを落としましょう。


ホワイトニング歯磨き粉の成分と働き

歯が白くなる効果をうたったホワイトニング歯磨き粉は複数ありますが、本当にホワイトニング効果のある成分が含まれているか、注意したことはあるでしょうか。

ホワイトニング歯磨き粉に含まれている代表的な成分を3種類解説します。

短鎖EXポリリン酸®

EXポリリン酸®は長さによって短鎖・中鎖・長鎖の3種類があります。
それぞれ働きが異なり、中でもホワイトニング効果のある成分が、短鎖EXポリリン酸®です。

短鎖EXポリリン酸®は、着色汚れの除去と沈着防止の効果が高いとされています。
漂白成分ではなく、歯の表面に対して働きかける成分です。

歯の着色汚れが気になる方は、短鎖EXポリリン酸®の含まれたホワイトニング歯磨き粉を使うと、着色を除去できるでしょう。

研磨剤

研磨剤は、歯の表面の黄ばみや着色汚れ、歯垢を除去する力があります。

研磨剤と聞くと、歯の表面を削り取る危険な成分のように感じてしまう方も多いでしょう。

過去には粒子が荒く歯を傷つけやすい研磨剤が多く使われていましたが、近年では粒子の細かい研磨剤を使った商品が多くなり、安全性も高くなっています。
ヒドロキシアパタイトやハイドロキシアパタイトは、粒子の細かい研磨剤として知られています。

ただし、少なくとも研磨剤には歯の表面を磨く効果があり、強く磨きすぎて歯を削ってしまうなど使い方には注意が必要です。

過酸化水素

短鎖EXポリリン酸®や研磨剤が歯の表面に付着した汚れを除去するのに対し、過酸化水素は、歯を漂白する効果があります。

日本では過酸化水素の使用が、歯科医師もしくは歯科衛生士の資格を持つものに限られています。

また、薬事法により国内では過酸化水素を含むホワイトニング歯磨き粉を取り扱えないため、ドラッグストアでは販売されていません。

海外では販売されていて日本からでも通販などで購入できますが、専門的な知識なく使用することは危険性が高く注意が必要です。

過酸化水素を利用したい場合は、歯科医院のホワイトニングを検討しましょう。


ホワイトニング歯磨き粉を使う危険性

ホワイトニング効果のある歯磨き粉は数多く販売されていて、ドラッグストアなどで簡単に手に入ります。

ただし、中には歯を傷つけてしまう危険性のある成分が含まれているものもあり、注意が必要です。

ホワイトニング歯磨き粉を使う危険性を解説します。

歯を傷つける

ホワイトニング歯磨き粉に良く使われている成分の研磨剤は、使用に注意が必要です。

研磨剤の種類はリン酸カルシムや無水ケイ酸(シリカ)、含水ケイ酸、炭酸カルシウムなどさまざまです。

研磨剤は表面の黄ばみや着色汚れ、歯垢を除去する力がありますが、一方で歯のエナメル質を削る危険性もあります。

粒子が粗い研磨剤で歯を強く磨いてしまうと、歯の表面にあるエナメル質が薄くなり、象牙質が見えやすくなってしまう可能性があります。

象牙質の黄色い色味が表面に出れば、歯が黄ばみ、逆効果です。

ホワイトニング歯磨き粉すべてが危険なわけではありませんが、成分のチェックは忘れずに行いましょう。

知覚過敏になる

冷たい物を食べたり飲んだりしたときや、歯ブラシなどのちょっとした刺激で歯がしみるように感じることを、知覚過敏と呼びます。

歯の表面にはエナメル質があり、その下には象牙質や歯の神経が存在します。

何らかの原因で象牙質が露出してしまうと、知覚過敏になり、飲食が苦痛になるでしょう。

知覚過敏の原因はさまざまありますが、研磨剤などが入ったホワイトニング歯磨き粉を使ってエナメル質を削ってしまうことも原因の1つです。

歯をきれいにしたい・白くしたいからと、ホワイトニング歯磨き粉を使って、磨き過ぎるのも良くありません。
知覚過敏になると歯肉や象牙質の様子を確認し、治療が必要となる場合があるため、注意しましょう。


歯磨き粉と歯科医院のホワイトニングの違い

ホワイトニング歯磨きを使えば手軽に歯を白くできると考える方もいますが、確実な効果を得たい場合は、危険性が少ない歯科医院のホワイトニングがおすすめです。

自宅でホワイトニング歯磨き粉を使う方法と、歯科医院で受けるホワイトニングにはどのような違いがあるか解説します。

ホワイトニング効果

ホワイトニング歯磨き粉を使うと、食べ物や飲み物によって歯に付着した着色汚れを落とす効果が得られます。
しかし、ホワイトニング歯磨き粉では歯科医院で受けられるような歯の漂白効果は期待できません。

歯科医院で受けられるホワイトニングは、漂白成分である過酸化水素などが使われています。
一方でホワイトニング歯磨き粉に含まれる成分は、研磨剤やポリリン酸などで、歯の表面に付着した汚れしか落とせません。

着色汚れが濃い歯の場合、効果を感じにくい可能性が高いでしょう。
ホワイトニング効果を確実に得たい方は、歯科医院でホワイトニングを受けましょう。

歯の問題確認

歯科医院ではホワイトニングの施術前に歯や歯肉の状態をチェックし、問題がある場合は治療をしてからホワイトニングに進みます。

口内確認を先に行うのは、虫歯や歯周病がある歯にホワイトニングをすると治療中に虫歯が悪化したり、薬剤が痛みを引き起こしたりする危険性があるからです。

ホワイトニング歯磨き粉を使ったセルフホワイトニングでは、歯科医師・衛生士が関わらないため、虫歯や歯周病の検査が行えません。

定期的な検診を受けていれば問題ありませんが、虫歯や歯周病を放置したままホワイトニング歯磨き粉を使い続けるのはやめましょう。

歯の表面の汚れは落とせても、知覚過敏になったり虫歯を悪化させたりする危険性があります。


ホワイトニングサロン

従来ホワイトニングは歯科医院で行うのが一般的でしたが、近年は専用のサロンやエステなどでホワイトニングができるようになりました。

サロンやエステで行うホワイトニングは医療行為ではなく、歯科医院で使用されているような薬剤や機械の扱いは認められていません。

歯科医院が行うホワイトニングは、高濃度の過酸化水素などを使って歯を漂白しますが、サロンやエステでは表面上の汚れのみを落とします。

歯科医院よりも安価で手軽にできるメリットがありますが、ホワイトニング歯磨き粉を使うのと同様に漂白の効果は期待できません。

歯に問題があるかの確認がないほか、使用している薬剤によっては歯にダメージを与える危険性があります。


歯科医院のホワイトニング

歯科医院によるホワイトニング方法は大きく分けて3種類です。
短期間で歯を白くしたい、長期的に無理なくケアしたいなど、目的によって向いている施術方法が異なります。

各ホワイトニング方法の効果やメリット、費用相場を解説します。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、マウスピースと薬剤を使い、自宅で行うホワイトニングです。

薬剤を入れたマウスピースを装着するだけの簡単な方法で、ライフスタイルに合わせて使用するタイミングを調整できます。

マウスピースに約15,000〜40,000円、ホームホワイトニング用薬剤1週間分に約5,000円の費用がかかります。
オフィスホワイトニングよりも白くなるまでに時間がかかりますが、時間をかけて白くした分、白さの持続性がある人気のホワイトニングです。

自宅で手軽にケアしたい方や、持続性のある白い歯を手に入れたい方におすすめです。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、衛生士や歯科医師に施術を受けるホワイトニング方法です。

高濃度の過酸化水素などを使用するため即効性があり、すぐに歯の白さを感じられるメリットがあります。

結婚式や面接など、大切な日の直前に施術を受ける方も多いでしょう。
ホームホワイトニングで自己管理するのが難しい方、早く白い歯を手に入れたい方に向いています。

デメリットは、1回あたり約10,000〜70,000円と高額な費用がかかる点です。

また、ホームホワイトニングと比べて白さの持続性が低く、白さを継続させるには定期的な施術が必要です。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングをした後にホームホワイトニングを行う、2つの方法を組み合わせた方法です。

オフィスホワイトニングは高い即効性がありますが、持続性が低く、定期的な施術が必要になります。

即効性だけでなく、持続性の高いホワイトニング効果を感じたい方におすすめです。

費用は約50,000〜80,000円と他の方法に比べて高額なデメリットはありますが、徹底的に歯を白くし、長持ちさせられるでしょう。


まとめ

ホワイトニング歯磨き粉は手軽に着色汚れを落としますが、思うような効果が得られなかったり、歯を削ってしまったりする危険性があります。

安全かつ確実に歯を白くしたい方は、歯科医院でホワイトニングを受けましょう。
小嶋デンタルクリニックでは、歯にしみにくく痛みが少ないホームホワイトニングを行っています。

納得できる白さになるまでホワイトニングでき、後戻りしにくい点が特徴です。

虫歯・歯周病の確認から施術後の状態確認まで、個々に合わせた治療計画を立てて治療してくれます。
ホワイトニングを検討している方は、ぜひ相談してみてください。